2024/11/3・井田 透明度12m 水温24℃
写真の少なさが
この日の余裕の無さを物語っている・・・
ライセンスを取って初めてのファンダイビング
ドライスーツに馴染めず消極的だった彼女は
家族の心配をよそに
もう一度だけトライしてみようと決心してくれた
この日彼女を誘い出したのも
「必ず楽しい一日にしてみせるっ」
の強い想いがあったから
それがたまたま・・・
井田のエキジットの時
この日一番の大波が来てしまったのだ
ボクの支える手から引き剝がされ
なぎ倒されていくこの日のFULLメンバー
僕でさえ立ってるのがやっとで
しかもギョサンが流されて
ゴロタ上で身動きが取れない
波間にのたうつ私達・・・
見かねた現地スタッフが助けにきてくれた
この日・・・後にも先にも
その時程の大きな波は一度もない・・・
2本目のエキジットでは
たまたま居合わせた他の現地スタッフに
彼女の器材とフィン(ほぼすべて)を持ってもらい
同じ轍は踏むまいと僕は完璧に彼女を支えたけれど
それに匹敵する波は来ず
ただただつらい仕事を
現地スタッフに丸投げしただけ・・・
の構図が残った
何とか2本潜り終えて
せめて美味しいご飯は食べようと
井田を出発するのだが、すぐに
ハイエースがバックドアの半ドアを知らせてきた
たまたまそこに
また別の現地スタッフがいる
「おーい、トランク半ドア閉めてくれーっ」
彼は飛んできて半ドアを直してくれた
ああ
「カネウチさんどうか、もう一度時間を下さい」
ああ
「井田のカマ、ミワちゃん、ウッチー、君たちが居なければ僕はもう何もできない」
そしてそして
カネウチさんにかかりっきりだったボクに
「今日も良い練習になって楽しかったですよ」
の一言
ひな、おぐ、たぐちちゃん、
まともに顔を見ることが出来ないくらい
ありがとう
そしてそしていつも
暖かい味噌汁美味しいですっ
弥次喜多のおばちゃん、
ランチタイム最後になった僕等にも優しくって
ありがとう
敗軍の将(足軽?)
多くを語ら(れ?)ず
まさ