2023/10/17・伊東 透明度8‐12m 水温24‐28℃
そりゃ仕事で毎日ハンドル握ってんだから
それなりに気忙しいし
集中もしてなきゃいけないんだけど
ふと、車窓に
いい仕事だよなぁ~て思っちゃう。
ミラーには寝顔があって
車窓には野山超えて海っ原
特に今日は空気澄んでて眺望◎
今日の日程表には
前日の、○○様(肉食べたい)から
別の方の、○○様(ハナダイリクエスト)
となっていた
うちの場合、
行く先のダイビングポイントによって
料金が異なる。
それなのに先の
(肉食べたい)
にしても、
(ハナダイリクエスト)
にしても、
行く先のポイントは問わず、任せるよのスタンス
意気に感じる部分が大きいし、
プレッシャーというのもあるよね
ぼくの生きがい生き様、
リクエストしてくれて任せてもらえること
粋に感じてぼく活き活き。
さぁてそうゆーことであれば
伊東に向かってハンドルきりますーっ。
ハナダイっていうのはね、
平たく言うとハタ科(クエなんかの仲間)で
とはいえ最大でも20㎝程の小型種で、
色が鮮やか?艶やか?
なものにはだいたいこの種の名前に
枕詞みたいにくっついてくる
この日伊東の海で最大30Ⅿまで潜ったのは
ここには、
スジハナダイ
ナガハナダイ
スミレナガハナダイ
キンギョハナダイ
ベニハナダイ
アカオビハナダイ
カシワハナダイ
ケラマハナダイ
それに加えて
サクラダイなどが多く暮らしているから
上記すべてがメスとして生まれ
役割によってオスに性転換するという術をデフォルトに
その過程で姿かたち、デザイン(体の色彩)を
時機ごとに変化させるから更に人を惹きつける。
写真はぜーんぶリクエストをくれた
アサミさま提供
おそらく彼女は
空気に限界がないのなら
体内残留窒素というリスクがゼロなら
多分これらの写真を撮ったあの場所に
家を建てるのではなかろうか、と思う。。。笑
~番外編~
(といっても僕はこっちの世界に家を建てたい)
テヅルモヅルエビ
に
カイカムリ
機動力において魚類に圧倒的に劣る彼らの
生息域は極端に狭くて限定的
擬態に長けていて
それゆえに探すのが困難
そして見つけた喜びヒトシオ
テヅルモヅルエビ
テヅルモヅル(ヒトデの仲間)の
モジャモジャをほどいていくと
そこに溶け込むような体躯が現れる
その体ずんぐりしてて顔でかく、
手足が短いからか親近感半端ない
カイカムリ(甲殻類)
自分の体を隠す為、カイメン(海綿)を生け捕り
後ろ足でつかんで離さず
その状態で双方成長を続けるから不思議
海綿のほうが成長が速いため、
カイカムリはすっぽりと隠れることができる
が、
カイメンが大きくなるほど小回り効かず、
行きたい所に行くにもひっかかり、
次第に身動き取れなくなっていく・・・
帰り道
ハナダイもたくさんいたけど
メジナのほうが多かったよねーっ
今日メジナリクエストでしょ!?
アイス片手に、ヤシの木も揺れている
いくばくかのプロとしての
伸びしろを期待されながら、
またルームミラーに寝顔が映る
車窓には夕暮れ迫る相模湾
初島と真鶴半島が見える
まさ