2022.11.2 神子元 透視度15₋20m 水温23℃
「カン、カン、カン」
水中に鳴り響くタンクを叩く乾いた音。
その音も、夏より聞こえてくる回数は減ってきた。
すっかり苦戦を強いられる人達も増えてきたようで。
僕もそのうちの一人。
泳いで、泳いで、泳いで・・・。
探しぬいた先にようやく現れてくれるサメちゃん。
今回もなんとか見れたハンマー達。
正直毎回ドキドキさせてもらってます。
「いなかったらどうしよう」
「ここまでいないけど、この先にはいるのか・・・。」
毎回悩まされる。
終わった後、皆が楽しそうにサメの話をしているけど、
ボクは毎度ホッと胸を撫でおろすのみ。
「今日もいてくれて良かった。」
1本1本が自分との戦いで、行く度に悩ませているけど、
結局ボクは今のところ、ここが一番好きなようで。
今年より来年、来年より再来年。
年を追うごとに、濃いダイビングが出来るように。
ボクと一緒にお付き合いください。
たま