2021.2.22 熱海 透視度10m 水温14.6℃
年々雰囲気が変わっていく、熱海の沈船。
1986年に水深30mに沈められた時は、まだ船の綺麗な姿が。
あれから、35年。
毎年のように日本列島を襲う、台風たち。
綺麗だったはずの、船体は台風に削られ削られ。
今では、すっかり船体のサイドは剥がれてしまった。
時間が過ぎるごとに、次第に壊れてきた『旭16号』。
それでも、ただ壊れてきたわけではない。
壊れた場所には、生き物たちが。
そこは、彼らの住処になっている。
1匹2匹ではない。何百匹、何千匹。
僕がダイビングを始めた4年前は、
もっと船体が残っていたはず。
4年でここまで変わってしまうなんて・・・。
あと、何年この景色が見れるのやら。
年々風景が変わる沈船とは打って変わって、
安定の綺麗さを誇る期間限定ポイント『小曽我洞窟』。
最大水深10mほどのこのポイントは、
台風がきても変わることはない。
洞窟の中に群れる大量のネンブツダイ。
これもまた安定の景色。
毎度毎度全くブレることのない小曽我洞窟。
変わる景色、変わらない景色。
どちらにせよ、今がベストで面白いのは間違いない。
ゆきや