2021/1/23-24・田子 透明度15-25m!! 水温16-17℃
僕の日記はいつも長くなってしまう・・・。
ほんとうは1枚の写真が載っていて、そこには
ひとつの文章でその日がシンプルに描かれていて。
ってそんな構想を思い描きながら・・・
3年くらい経っている。
そうかそれならな・・・
断捨離やーっ。
という事で始めてみたいと思います。
以下、田子「沖の浮島根」コレクション。
-30mに”ベニハナダイを探しに行った。
何種類ものハナダイが乱舞し目移りしちゃうこと。
その場所に、燦然と輝くベニハナの雄をみつけた。
雌の姿もあったが残念ながら紹介する前に、
岩の隙間に隠れてしまった。
冒頭のクダゴンベも同じ場所。
宿主のウミウチワも美しく、
接写意欲を強烈に掻き立てられ、
水深30mで許された潜水許容時間を
瞬く間に使い果たしてしまった・・・。
水深20mにまだ小さい「オルトマンワラエビ」。
樹氷のように見えるウミカラマツに隠れていた。
冬らしい光景に見えて、みんなを呼んだんだ。
水深11mに群れるキンギョハナダイのなかに、
目を凝らすと
「カシワハナダイ」が混入していることがある。
おびただしいキンギョの中からカシワを探す作業は、
まさに”ウォーリーを探せ”。
ちなみに・・・僕らの頃はウォーリーなんか無く、
元気いっぱいの大勢のひと達の中から
赤い帽子の「とこちゃん」を探して育った。
夢中でとこちゃんをさがしていた僕は、
のちにこんな、生き物たちをさがす仕事に
就くなんて、まだ知る由もない。
水深15mまで戻ってくると、
「クマドリミノウミウシ」を見つけてもらった。
全長6mmのこのウミウシは、肉眼じゃハナクソ。
ところがどっこい拡大してみると「綺麗な色」が
浮かび上がる。
はぁ。
しゃれてる・・・。
こんなハナクソなら、
ソファーにくっつけても怒られない。
同じく、「ユビウミウシ」。
体長は1㎝。
お洒落を競うように、
触覚の形が他の追随を許さない。
体表の模様は水底に映る波紋の様だ・・・。
はぁ。
うつくしい。
以下、
田子の「白崎」コレクション。
水深20mの奥まった岩の陰に、
「スジアラ」の幼魚がいた。
こげ茶色に鮮やかな水色のドット。
20cmの体は成長すると倍近くになるが、
色の鮮やかさは今が旬。
伊豆では、田子と土肥以外では見た記憶がない。
同じくハタ科の「オオモンハタ」。
こちらは、オレンジのドット柄。
先に紹介した、
ベニハナダイやカシワハナダイもハタ科。
ハタ科の美しさ、色のレパートリーには
まいど「ほぇー」ってなる。
水深6mに広がるエダサンゴの群生。
そこに流れ就いた「アカハラヤッコ」は
本来沖縄地方の生き物。
深場でじっくり遊んだあと、
南方種が身を寄せるこのサンゴエリアで
体内にたまった窒素を抜きながら、
船に上る直前まで楽しませてくれた。
同ポイントの同水深だが、
アカハラヤッコから直線にして20m位離れた
ところで発見された「セリスイロウミウシ」。
「ヒュプセロドーリスクラカトア」という
舌3回噛まなきゃ言えないような英名で
呼ばれていたが、
そこからクラカトアウミウシとなり、
でもやっぱクラカトアウミウシとは別種、
という事になり・・・
「セリスイロウミウシ」という新称が付いた。
らしい。
僕としては、
「ひゅぷせろどーりすばーちぃ」の方が
皆の反応が面白いので好ましい・・・。
せっかくおぼえたし。舌の犠牲いとわないし。
おなじく同ポイント同水深で見つけた「ノアルダガイ」。
こんなウミウシ見たことないっ。
僕も初めての出逢い。
7mmくらいの小さなウミウシだけど、
純白が眩(まぶ)い。
僕の今までの5000本ほどのキャリアで
初見山という事は、おそらくけっこうな
希少種ではあるまいか。
真っ白なのにキレイ。
フォルムが◎。
吾輩はエビ好きである。
何を隠そう。
大抵のウミシダには、エビが共生している。
ウミシダには至極不愉快であろうが、
毎度身体検査をさせてもらう。
と、
!っ。 ???
これは・・・、いつもと違うオーラ。
調べてみると「トゲナシカクレエビ」
ではなかろうか。
だとするとまた一つ、エビがひろがった。
渋い。
ここから以下、
田子の「弁天島」コレクション。
「フタイロサンゴハゼ」。
ハードコーラルに住む南国種。
このサンゴの伊豆進出と共に西伊豆では
ごく普通にみられるようになっている。
頬のブルーのラインが綺麗なんだけどね、
すぐにサンゴの奥の方に隠れる習性で、
こんなふうに写真に収めるのは
相当ムツカシイ。
「フタスジリュウキュウスズメダイ」
完全に沖縄の魚っ。
奥のヤリカタギと共に、
ここがどこだかわかんなくなる系。
にしてもこんな動きの速いのを、
よくこんなにドンピシャで撮るよね!
以下、
田子の「コチョウアラシ」コレクション。
ウミウシ探しで洞窟ポイントに入ると、
まずはクリアクリーナーシュリンプや、
この「ミナミハコフグ」が出迎えてくれた。
当のウミウシも、アカスジミノウミウシ
サクラミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、
普通種もちらほらいたが割愛。
ミナミハコフグの半分は愛嬌でできている。
洞窟内にはたくさんのエビ・カニも生息。
中でもこの「ヤイトサラサエビ」が目立つ。
普通種のサラサエビとの見分けるには、
腰の頂点にある黒い斑紋が一番手っ取り早い。
そして・・・
締めは・・・
「ぎゃーっ!!」
なにこれーっ、きもちわるい、こわい、
おぞましーっ!!
でも見ちゃうー。
つんつんしちゃうーっ。
ぎゃーっ。
全長20㎝!
太さ2㎝・・・。
無駄に玉虫色に光ってる。マジ逆効果。
今日も尚、この生物については謎のまま。
ものすごい世紀の大発見だったらどうしよう。
第一発見者として自分の名前つけなきゃ
ならなかったらどうしよう・・・。
これにて、
僕の日記終わります。
シンプルにまとまりませんでしたが・・・。
以下、言い訳コレクション。
① 2日間で7本!!も潜った
② 素晴らしい写真が多すぎる
③ 出会った生物たちの多いこと
④ 出会った生物にすべて思い入れが出来てしまう
⑤ 田子の楽しさの多様性(ダイブポイントの多さ)
⑥ 希少種で綺麗な生物はやっぱり自慢したい
などなど・・・。
そしてなにより、めでたい日。
初日の1本目で900本。
そして、2日目の最後にはすでに906本
900本の記念も、
2日で7本の記録も、
たくさんのいきものに囲まれて。
サプライズケーキも頂いて。
おめでとうっ。
そんなわけで、
ミニマリストへの道のりは怖ろしく遠い・・・。
まさ
レナさん
900本おめでとう
田子ダイブ三昧!
羨ましい限りです(^^)
まささん、
相変わらず素晴らしいphoto shot満載の長〜いブログを楽しく拝見しました♪
じゅんさん、コメントあざますっ。
トコナメの立春をどうお過ごしですか?
畑が忙しい季節がすぐそこまで来てますねっ。
まさ