2020.7.5(日) 大瀬崎 透視度8m~10m 水温20.8℃
台風が直撃しない限り、大荒れすることはない大瀬崎の湾内。
伊豆を主として潜るダイバーは、
ほぼすべての人が行ったことがあるはず。
水底一面に砂地が広がる湾内では、
目を凝らしてみると色々な生物がいる。
その中でも今回は、
『トラフカラッパ』を発見。
基本的に砂に埋もれて隠れていることが多いこの種は、
なかなか歩いている姿を見るのが少ないかもしれません。
昔はマンジュウガニと呼ばれていたのですが、
別の種の中でそう呼ばれる生物がいたため変更されたそう。
カラッパという名は、
インドネシア語で椰子の実を意味するそうです。
そのカラッパという種の中で、
今回発見した個体が虎班模様をしていることから
『トラフカラッパ』となったようです。
今回見つけた個体をお腹に卵を抱えていた。
両手にある大きいハサミで卵を見えないように隠す。
普段であれば、万歳のポーズで攻撃してくるのですが、
この時は、卵を守ることを第一優先としていたようです。
この日見たトラフカラッパもそうですが、
今伊豆のあちこちで色んな種が産卵をして、
孵化するのを今か今かと待っています。
アオリイカに始まり、マダコ、ネンブツダイ、そしてカラッパ。
今卵の個体が、
成長して、群れとして見れる日が待ち遠しいです。
ゆきや