2019年12月6日(金) 井田 透視度8~10m 水温19.8℃
毎度ダイビングするのが久々ムネムラさんとムラオさん。
久々に潜るせいなのか、
それとも彼女たちのせいなのか、
次々と襲い掛かってくるアクシデント。
毎度先を考えて、スキを突かれないようにしているけど、
必ずスキを突いてくる。
特にムラオさんが。
アクシデント①
『さー、行くよ!!』
僕の掛け声で一斉に器材を背負い始める。
注意深くムラオさんを見つめ、
何も起こされないように監視する。
『よし、ムラオさんはもう大丈夫。』
ほっ、と息をつく。
『シュウォーーーーーーーーッ』
まさかのムネムラさんのレギュレータがフローする。
もう止まらない。すっごい勢い。
こうして、ムネムラさんのレギュレータはこの日、
海に入ることはなかった。
まあ、地上だから良いでしょう。
アクシデント②
いよいよ入水を開始した。
穏やかなので、水面に浮きながらフィンを履く。
ショウダイさん、ショウコちゃんは難なく履いて、
水面を漂っている。
残すは2人。
1人目、自分でフィンが履けず、
わたわたして、溺れかけているムラオさん。
まあこれは、ショウダイさんに任せましょう。
近そうだし。
僕はというと、もう一人ムネムラさんの元へ。
BCDに空気を入れても、どんどん空気が抜けて沈んでいってる。
入れては、抜け。
抜けては、沈み。
ずっとこの調子であたふたあたふた。
近づいてみてみると、
インフレータホースが取れかけている。
これでは抜けてしまう。
ここまで、ムネムラさんが優勢。
ムラオさんは追いつくことが出来るのか。
アクション③
ようやく水中に行くことでき、
目的のカエルアンコウの元へ。
『こっちこっち、カエルアンコウいたよ。』
ムネムラさんに伝える。
カエルアンコウに目線をロックして、
まっすぐ進む。
そしてまた起きてしまった。
結果は冒頭の写真。
ゆっくりゆっくりとムチカラマツに突っ込んでいき、
身動きが取れなくなっていた。
これは面白かったから、許します。
このあと、ムラオさんが小っちゃいアクシデントを連発して
差を詰めてくる。
質で勝負のムネムラさん。
数で勝負のムラオさん。
勝負はどうなるのか。
勝者が決まらないまま、お店へと帰ってきた。
『今日撮った写真をください。』
カメラ持っている人全員にお願いして、
SDカードを預かる。
『あれ、カメラがない。』
ムラオさんが困った様子で探し始める。
車の中、店の中、カバンの中、
あらゆるところ探しているのに、無い。
でもハウジングはある。
念のために、井田に連絡してみる。
『駐車場にある船をくまなく探してください。』
『あ、ありました。』
穏やかな声で発見したみたい。
詳しく聞くと、船の端の方にちょこんっと置いてあったみたい。
最後の最後でムラオさんが差を広げ、勝利。
最初から最後まで油断させてくれない一日。
僕はこの日ぐっすり眠りにつきました。
ゆきや