2019/10/19-20・田子-井田 透明度8-18m 水温25℃
伊豆半島ののれんをくぐって、美味しいものを食べましょ。
味覚の秋、海は豊穣の季節。
稲刈り間近の田園風景に収穫時を迎えた渋柿が生る。
五感で秋をひしと感じながら、
夕食のことをぼんやりと想像しては生唾をゴクリと処理をする。
海にはそんなに期待はしていなかった。
台風の影響やら大雨の影響やらで、
いまだ海は安定してるとは言い難かったからだ。
ところがすっとこどっこいっ、海に顔をつけて仰天する。
「真っ青やないかいーっ」
「どんだけ魚おんねんっ」
しかも、この前日、
ハンマーヘッドシャークの群れが辺りで確認されており、
気になって仕方がない・・・。
ただまっすぐ浮上するのももったいなく感じた僕は、
ポケットからフロートを出して打ち上げ、
水深5mの安全停止ラインを維持しつつ、さらに泳いだ。
何事かと訝しみつつ皆もついてきてくれたが、
とうとうきゃつ等には会えず、
しかもハッと気づくとフロートが破れて沈んでいるし、
今度はアンクルウェイトが外れて真っ暗な海底に
沈んでいくのが見えた。
二本目はマクロに集中しようと
心に誓った・・・。
のだが・・・、
どうも海況が良すぎて、遠くの方にとんでもない真っ黒になった
塊がぼんやり見えると、そっちの方にフィンが向いてしまう。
狙っていた、このウミウシたちも実は・・・
同業の仲間を水中で見つけて、その仲間にプレッシャーをかけて
見つけてもらったものなのだ。
彼曰く、
「マサさんの執念を感じて、探さないとまずいと思いました」
と。
フォース覚醒だね。
ありがとうっ。
そしてなんと我々は3本目へと突入し、
ここでもそれなりの成果を上げたのだが、
ナンヨウハギが居たなんて聞いてないぞ、オノジンめが・・・。
さていよいよ、
本日のメインイベントである。
あらかじめお願いしておいたカキフライやらカニコロッケが
乾杯の合図とともに次々と運ばれてきて、
空っぽの胃にどんどん収まっていく。
ユーリンチーにエビチリ、エビシュウマイ、
中華で鳴らしたマスターの得意分野でキンキンに冷えたビール。
くぅ~っ
それからそれから~
寿司、旬の刺し盛りに、アジのなめろう、イカの一夜干しで
あっという間に一升瓶が空になーるぅ・・・・。
そして最後のアサリラーメン。
いうことなし。
ご馳走様でした。
もう何も求めません。
夕方に出現したクッキリとした虹を思い出しながら、
いい一日だったと、また部屋で少々・・・。(笑)
健康管理の観点からやたらカキに厳しいくせに、
だらしなく服のまま布団もかけずに寝ようとした
オノジンに激しい説教をしながら就寝。
あくるひ。
整腸作用を期待して、やさしく井田で2本潜った僕たちは、
最後は、やはり蕎麦。
きわめて質素に、優しいプログラム。
さぁて、
早く帰ってラグビー南アフリカ戦、応援しましょっ。
まさ