2019/9/28-29・田子-井田 透明度8-15m 水温26℃
この1泊2日の旅で、ヒロちゃんは400本の記念ダイブ
を迎える。
一番想いが詰まった、潜り慣れた「田子」に潜り、
そしてその夜にはお蕎麦屋さんでみんなで乾杯したい。
2日目には、大好きな「井田」でいい写真をいっぱい撮りたい。
もちろん、お供させていただきます。
何人かも巻き込んで、一緒に祝福しましょ。
その列の端に加わったせっちゃんも、
ヒロちゃん祝福するようにその背中に目を細め・・・
なんてことはまるでなく・・・。
「シロオビハナダイが見たい。
ミカに田子で見れますよと聞いてきたんよっ!」
と、いつもの鼻息で先陣を切って疾風の如く、
海の中を泳いでいくのです。
その背中を、ヒロちゃんが温かく見守るのです。
えーと、ヒロちゃん、400本おめでとうっ。
そしてせっちゃん、初めてのシロオビハナダイおめでとうっ。
源泉かけ流し温泉付きの宿に戻った僕たちは、
昼寝をしたり、おしゃべりしたり、西伊豆の
どこか懐かしい匂いのする宿で過ごした。
夜のメインイベントに備えて、体調を万全にしないとね。
胃も休めておかないと。
風呂上がりのビールとしてとりあえず瓶ビール三本ね。
よく行くそのお蕎麦屋さんは、
ダイビングを終えた昼食としてお邪魔することが殆どで、
でもそのメニューの多さや旨さは、夜をここで過ごせたら
といつもそんな話になる。
ヒロちゃんの400本の足跡、
あゆみの恋愛観、
時々、アイルランド戦のラグビー日本代表勝利の報、
そして、概ねトモキの手数料嫌いの話やウミシダ好きの話、
旨い料理が運ばれてくる度、杯は重なり夜が更ける・・・。
お蕎麦屋を出たあと、民宿の目の前の砂浜まで歩き
そこに突き出した防波堤に腰を下ろして缶ビールを飲んだ。
きもちよかった。
ふとみるとせっちゃんが寝息をたてて、
おそらくシロオビハナダイの夢を見ていた。
田子のミカドチョウチョウウオ。
田子のスミツキトノサマダイ。
田子のクロスジリュウグウミウシ。
2日目のポイントは、ヒロちゃん一押しの井田へ。
オオモンカエルアンコウや冒頭のクダゴンベを
主役のヒロちゃんがポコポコと見つけてくれた。
極小で綺麗なアカホシカクレエビ。
スケルトンのソラスズメダイ。
ミナミハコフグの幼魚や。
シマウミスズメの幼魚。
どんどん被写体を見つけては綺麗に切り撮っていく
そのヒロちゃんを見ながら、、、
ぼくは、トモキにウミシダを紹介することも、
忘れなかった。
おめでとう。
ひろちゃん。
せっちゃん。
ともき。
まさ