2019.08.23(金) 北川 透視度12m 水温21.2℃
前日正午過ぎ、僕の携帯に着信が入る。
マサさんからだ。
嫌な予感をしながら電話をとると、
内容は、翌日に控えている神子元ツアーについてだった。
西風強風の予報。出航するかどうかは、朝判断。
それでも、出船することに期待を持ちながら、
その日は寝床についた。
早朝5時30分、ミヤノさん、サユミさん、カナメちゃん
そしてショウイチロウさんが店に集合。
前日届いた情報をそのまま皆へ伝える。
全員予想はしていたようで、理解が早かった。
ただ、望みは捨てず、神子元へと向かった。
片道約3時間。距離にして約200㎞。
長い道のり。
AM7:30、電話はまだ来ない。
次第にソワソワしてきた皆と僕。
神子元へ近づいていく車。
どんどん天候は悪くなってくる。
居ても立っても居られなくなり、
すぐ電話をした。帰ってきた返答は・・・
『まだ、判断しきれていない。8時まで待ってほしい。』
行けるなら行きたい。その思いを伝え、
ダメな場合を想定して、周りのポイントへ電話を始める。
今のところ北川が行けそう。
しかも皆行ったことのないポイント。
ダメならここにしよう。
神子元からの電話を待つため、
セブンイレブンの駐車場へと入る。
8時3分、『ピッ、ピッ、ピッ。』と携帯が鳴る。
車内は沈黙し、僕の反応を見ている。
結果、クローズ。
落ち込んでいる暇はない。
北川に急いで連絡し、予約をとる。
『実は今雷待ちしていて、出れるか分かんない。』
まさかの事態に衝撃を受けながらも、
ゆっくりゆっくり東伊豆へと方向を変える。
この時の皆の心情は、
『北川もだめかー、どこ行こうかな。』、だったそう。
北川に到着。
船長は出船し、潜れるかどうかの状況を判断中。
またこの時間が訪れる。本日2回目。
変な緊張が辺りを包み、
他のショップの方は顔が曇っている。
僕たちは、2度目だからむしろ開き直っている。
無事出船が決まった。
ホッと一息つき、僕たちはこの日のダイビングを楽しんだ。
水深5m以深は水温20度台。激寒。
心残りは、やはりハンマーヘッドシャークだ。
それが悔やまれる。
土俵に立つことすら出来なかった、この無力感。
帰店してから、
翌月決まっている神子元ツアーの日程を各々が頭にいれ、
店を去っていった。
皆リベンジに燃えている。もちろん僕も。
来月が楽しみでしょうがない。
激動の日帰り伊豆周瑜ツアー、これにて終了。
ゆきや