令和元年5月13日(月) 井田 透視度8~12m 水温18.0℃
僕は、
イシムラさんがてっきりマンボウ好きだと思っていました。
でも、どうやら違かったみたいです。
この日はマンボウツアーだった。
イシムラさんが店に入ってきてすぐに、
『あれ?玉ちゃんだ!!じゃあ、今日大瀬じゃない所行こう。』
『あれ、マンボウ狙いたいんじゃないですか?』
『いや、私マンボウそんなに好きじゃないよ。
ミカちゃんが、そう思っているだけだよ。』
続いてアイちゃんが店に到着。
すると、イシムラさんが、
『マンボウって聞いてた?』
『マンボウって言われました。』
『マンボウ見たい?』
『どっちでもいいかなー。』
この一言により、この日はマンボウツアーではなくなりました。
イシムラさんが、カメラを新調したため、
のんびり写真練習ツアーに。
久々にカメラを買ったイシムラさん、
マクロやワイドモードをダイヤル1つ回すだけで、
変わることに大興奮。
水中で、常にカメラを持ち、どんな時でも撮る。
一方、アイちゃん。
なんだかんだ約3ケ月ぶりに潜るせいかなのか、
ちょっと緊張のご様子。
カメラの性能の良さに感動しながら、
撮影するイシムラさんと一緒に、
カエルアンコウを撮影していると、
何か聞こえてくる。
はっきりとは聞こえないが、
『あーでもない、こーでもない。
こっちからが良いかな。でも違うなー。』
などなど。なんせよくしゃべる。
まるで、カエルアンコウと会話しているみたい。
3人でこのカエルアンコウを囲んで、写真を撮っていると、
またイシムラさんが隣で、
『2匹いるみたいだね。』と話しかけてきた。
僕は何を言っているんだと思い、
『いやいや、1匹しかいないよ。』
と伝える。
それでも、イシムラさんは、
『いやいるよ。見えないの?』
と言ってくる。
僕はダメだこりゃと思い、
次の生き物を探しに行った。
上がって、すぐその話になり、
僕は衝撃的な事実を知ることとなった。
カエルアンコウのすぐ隣に同じサイズのハオコゼがいたのだ。
これを見逃しちゃうとは、僕の目は節穴だ。
イシムラさん、疑ってごめんなさい。
イシムラさん、せっかくカメラ新調したんで、
極めましょうね。
アイちゃん、また間空いたら駄目よ。
僕へ。
まずは自分の目を疑いなさい。
ゆきや