2018/4/15・大瀬崎 透明度6-8m 水温16℃
うわーっこれかっ、見たかったアカイサキっ。
大瀬崎の湾内、
水深25mに出現の報を聞き、それは見たいと思っていた深場の生き物。
出会いの瞬間は、こちらもこれがアカイサキかと緊張してしまった。
カメラを構える手には余計な力が入り、
逃げられる前にピントのあった写真を撮らなければ、と気持ちが急いて急いて仕方がない。
ぼくらが焦れば焦るほど、アカイサキはただならぬ気配を察知して
不規則な動きを加速する。
とまれー、止まってくれーっと願えば願うほど、
アカイサキはドギマギと動き回る・・・。
イサキソワソワ。
ぼくらあわあわ。
ソワソワするとあわあわ。
あわあわするとソワソワ。
一向にピントが来ない(ミサコさんなんて画角にすら入ってなかった・・・)アカイサキを、
デジイチのレイナが最後にビシーっと抑えてくれました。
そもそもこの日は海に入れること自体が懐疑的だった。
伊豆全域波浪警報だの、大雨洪水注意報だの、
天気予報はとにかく外に出歩かないよう注意を促し、
テレビからは繰り返し「春の台風」報道が流れてくる。
でも、嵐をもたらす前線の通過は一瞬で、
湾岸地域でのうねりを伴う大時化や洪水は考えにくい。
中止にするほどではない。
が、皆にはキャンセル自由の連絡をし、
集まってくれた人たちだけで海に向けて出発することにした。
東名の下りは予想通りで、
視界が遮られるほどの大雨がフロントガラスをたたきつける。
池みたいな水たまりが道路のそこかしこにいくつも出来ていて、
ハイエースは時々、激しい水しぶきに包まれ失速する。
1日分の集中力を全て使い切り、豪雨の中を走りきった。
そして大瀬崎に到着した我々は、
穏やかな、そして濃密なダイビングを楽しむことができた。
ふたを開けてみると、嵐のおかげで帰りの渋滞は皆無で、
すいている大瀬崎で時間をかけて生き物を探し、
希少種との出会いに恵まれ、写真をじっくり撮ることができた。
お店についてみんなで撮った写真を見せあっこ。
使わせてもらってますが、みんないい写真撮ってる。
お寿司も食べた。
温泉にもどっぷりとつかった。
足柄パーキングでお茶もした。
思い残すことの何もない一日の反省会は、
終始笑顔のうちに。
まさ