2016/7/16・初島 透明度5-10M 水温18-21℃
ダイバーになりたてのぼくらに気を停めることもなく、
いやむしろ見守るように悠々と。
この老成した1mの巨大な体からは、絶体絶命のピンチを幾度もく
ぐり抜けてきた練磨のオーラがにじみ出ている。
多くのものに守られながら成長してきた人間からは放つことので
きない堂々たる佇まい。
老成したマダイが悠々と泳ぐこの海中で、僕らは呼吸する事や泳
ぐことを1から練習している。
少しでもたくさんの海のことを知るために、多忙な生活の合間に
海に浸かる。
初島の沖を目指す龍チームのベテランたち。
エアーの消費量や、泳力など、一定の基準を満たした人でなければいけない海域は、
より海中生物が支配する圧倒的な大自然。
サメやエイの仲間に加えて特大の回遊魚、おびただしい魚群が出現し、
水中での呼吸器具や浮力調整器具に守られながら、その光景におじゃまし、
劇的な営みを目の当たりにする。
少し緊張、少し頑張ったあとには、
仕事に会われる日々の休日らしいご褒美も。
海に感謝。(笑)
学生も会社員も管理職も主婦も、いつかあのマダイの様に悠々と。
初心者も、ベテランもたっぷりと自然の恩恵を受けた7月の初島。
まさ
美味しそう…