2024/9/4・安良里ボート 透明度10m 水温28℃
なんでもない、いつもの水曜日
マサシは沖縄へ
ミカは神子元に出掛けて行った
僕たちはトコトコとハイエースに揺られ
西伊豆の安良里に向かう
タフガイのウエムラさんは
その助手席でお手製ハンバーグを
バリバリ食べ始め
車内はあっという間に
ハンバーグの香りに満たされた・・・(笑)
急な依頼にもかかわらず
安良里のタケさんは僕らの為に
一艘の船を手配してくれていて
貸切りの港には風ひとつない
ベタ凪の海が広がっていた
カナさんはこの日
ウェットスーツ卸したて
皆お似合いのスーツを着用して
一緒に記念写真を撮った
図らずもがな
いい姿勢・・・
ウエムラさんにはちと申し訳ないが
劇団「老若男女」と名付けることにする
海の中は依然として高水温
ぬるま湯みたいな海水に
サンゴやカイメンが悲鳴を上げている
うだる暑さにイサキやメジナが
群れず各々がダラダラと
やる気なさそうに餌を獲っていた
大きな根を回り込むと
おっきいピンク色の塊が目に入る
違和感しかない・・・
近づくとその塊は
オオモンカエルアンコウで
代名詞の擬態は
忘却の彼方だろうか・・・
どいつもこいつも人間も・・・
暑すぎると緩慢になる説
あるかもしれません
老若男女:「若」のユイちゃんは
魚の群れに突っ込んだりして
クルクル楽しそうに泳ぎ回ってる
マクロネタを見つけた僕に呼ばれると
直ぐに泳ぎ近寄って写真を撮った
あっ、その角度じゃ背景が・・・
思った時には遅かった
撮れた写真にユイちゃんは噴き出していた
ビシャモンエビにアカスジカクレエビ
コマチコシオリエビにベニサンゴガニ
そして魚たちの群れの動画
それはそれはお見事っ
将来が楽しみなダイバー
「老若」風呂に浸かり
「男女」見守る
謎の演目
施設は全て貸切りで
とても快適でそして自由だった
休憩しながら昼ごはんの作戦を立てる
海から上がったら
美味しいものを食べたい
この暑さだし
美味しいあれも飲みたい
休みの日に
妥協とか我慢とかナンセンス
それを知る老若男女:「男」は
迷わずに豪華なお蕎麦を大盛りにして
静かに幸せを噛み締めていた
まだまだ暑い・・・
だけど雲は高く秋空めいて
山あいの道路には
栗がたわわに実ってる
稲穂が金色に頭を垂れて
清流には鮎の友釣り風景
伊豆の秋
ベストシーズンはもうすぐそこだ
まさ