何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
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2020.10.07 雲見 透視度10~20m 気温24.8℃
今日ホントは、神子元のはずだった。
また台風により・・・中止。
今まで僕は神子元に行けば、必ずサメが見れている。
今日だって、絶対見る。
ただ、行きたい気持ちとは裏腹に、
刻々と台風14号が近づいていた・・・。
僕たちは、雲見へと向かった。
道中、海を右手に車を走らせ、車内の3人はこう思う。
『海、とても、穏やかだね。』
本当に今日は神子元がクローズなのか。
行けるのではないか。疑った。
車をさらにさらに南へ走らせる。
南へ行けば行くほど、神子元の海況に近づくはず・・・。
穏やかだった。
そして、海況の良い雲見へと到着した。
今まで、海況の良くない雲見を体験してきた2人にとって、
今日の雲見はベストだった。
青く穏やか海、程よく流れ、そこに群れを成す魚たち。
自分の体と同じサイズと遭遇し、テンションが上がった。
『一体、捕ったらいくらするのだろう。』
それ程、立派で巨大な主だった。
海は穏やかなものの、
台風が近づいて影響はちゃんと受けていた。
天候、雨。
水中は心地よいものの、船の上は、寒い。
大の大人3人が、ぶるぶる震えていた。
陸地へ戻り、すぐお風呂の中へ、どぼん。
遂にお風呂に入りたくなる季節が近づいてきましたね。
そして、知りました、
今年の神子元への挑戦もそろそろ終わるということを。
来年へのリベンジ。
台風のばかやろう。
ゆきや
9月29日(火) 神子元 透明度:8~10m 水温:24℃
おかしい。
何かがおかしい・・・。
連日、ツアーに行くたびに、
ようやく長いこと続いた『冷たい』『濁っている』海を脱して、
そのポイントの今季最高の透明度を記録している。
それなのに・・・なぜ?
強風予報に出港するかヒヤヒヤしながら朝5時半に車を走らせ、
伊豆半島の突端まで来て、出港を喜ぶ私たちに知らされたのは、
好ましくない透明度と情報。
これだけ伊豆全域青いのに、そんなわけないでしょー?
なんだか自分が、少しずつマサさんに寄せてきている気がする。
でも、そんな思いを振り払い、というか振り払うため、泳ぐ。
泳ぐ。
泳ぐ。
なにせ私の後ろをついてくるのは、
神子元の流れをものともしない猛者。
だからたまに残圧を聞く以外は、泳ぐ。
現実を振り返りたくないからではなく、泳ぐ。
すれ違った特大アオウミガメに気づかなかったわけではなく、泳ぐ。
でも、最後に二人の方を振り向いた。
ごめんなさい・・・。
同じ海のどこかには、
3桁を超える群れがいたそうです。
マサさん、握手なんて絶対しませんからね。
みか
2020.9.11 神子元 透視度10~20m 水温26.8℃
『どうかサメが見れますように。』
神子元へ行く前日は、毎度そう願ってから、寝床に就く。
アッコさんは、遭遇率100%。
ズコウさんも、遭遇率100%。
そして、僕も100%。
そんな強運な3人をもってしても、
今日はなかなか厳しい戦いだった。
1本目、水面、水中ともに穏やか。
流れなんて一切なし。
泳ぎ始めて、僕たちはひたすら南へ向かった。
透視度も申し分ない。
ハンマーヘッドシャークのように、
辺りをキョロキョロしながら、ひたすらひたすら南へ進んだ。
27分間泳ぎ続け見れたのは、
ニザダイ、タカベ、イサキ、そして巨大なクエ。
こんなに泳いだのにいない。
なるほど。マサさんは常にこういう気持ちだったのか。
仕方ない。安全停止しよう。
BCDの右ポケットに入れていたフロートを打ち上げる。
それでもなお諦めず、
右手にフロートのカラビナを持ちながら、探し続けた。
奇跡でした。
みんな内心諦めてました。
こんなに苦戦したのは初かもしれない。
2本目も群れに出くわすことはなかった。
ただ、今まで比較的穏やかな神子元しか潜ったことのない、
少しハードめな海ではなかったですか?
激流に乗った瞬間、
地面や壁があっという間に過ぎ去っていくあの感覚。
楽しいですよね。
カメを見つけても、
そこに辿り着くこと出来ず、すぐ流されてしまう。
ハンマーヘッドシャークやカマストガリザメを見つけても、
流れが厳しすぎて、すぐ消えて行ってしまう。
これが神子元。
やっと神子元らしい海を体験できた。
ただ一つ、言えることは、
今日サメを3匹を見れたのは、3人が強運だから。
ゆきや
9月5日(土) 前泊神子元 透明度:10〜20m 水温:23〜27度度
台風9号と10号のはざま。
この一日だけが、ピタリと風がやみ、うねりが少し収まった。
朝の海を見て、勝ち組だと思いました。
エントリーするといい流れ。
目指す根までフィン動かす。
フィンを一生懸命動かす。
フィンを・・・必死に・・・動かす・・・
が、そこに見えている根には一向に近づかない。
開始3分。
息は上がり、バタ足は止まった・・・
気を取り直して2本目。
流れは緩まり、今度こそ、いい感じ。
いい感じだ・・・感じはいい・・・感じは・・・
2ダイブを終え、神子元島を背に船が走り始めた時。
負けた。と、思いました・・・。
初神子元の洗礼を開始3分で受けた一人の女性がいた。
彼女に一言。
MSD取得、おめでとうございます。
今日の海を潜ってこそ、
海の酸いも甘いも知り尽くした真のMSDです。
・・・甘さですか?それは次回のお楽しみです(笑)
みか
2020.9.2 田子 透視度20m 水温29℃
この日は、神子元ツアーのはずだった。
台風9号(メイサーク)が沖縄に上陸した。
こっちまで影響が来るか来ないか、微妙なところ。
前日の判断では、出航できる。ただ、少々荒れる。
翌日一緒に神子元へ行く、一人ひとりに連絡をし、
共に戦いに行くことを誓い合っていた。
朝8時20分、車は伊豆半島の天城峠に差し掛かっていた。
到着まであと50分程。
眠りから覚めた人が、続々と出始めたころ、
僕の携帯の着信音が車内が鳴り響いた。携帯には『海遊社』。
嫌な予感が・・・。
皆がルームミラー越しに、僕の顔を伺う。
ここで欠航が決まった。
ただ、代わりに行った田子は神子元に負けないほど、良かった。
確かに強いうねりはある。
それでも水中はそのうねりが心地良く感じるほど、
気持ちが良い。
真っ青な海に、ぬるま湯と大差ないほどの水温。
そして、そこで優雅に泳ぐ魚の群れ。
確かに神子元へ行けなかったのは、非常に残念だったけど、
これはこれで良い。
1本目を終えると、
船長から『ハンマー出たらしいよー。』っと伝えられる。
それを聞いた僕らは、狙わずにはいられなかった。
2本目、ひたすら中層を泳ぐ。そして、ハンマーを探す。
突然、タカベの群れが出現したり、
ムロアジに追い抜かされたり、
それはもう神子元を泳いでいるかのよう。
ハンマーは見れなかったけど・・・。
本来この日が初神子元になるはずだった人も、
『これは練習がいりますね』と痛感。
神子元を想定したような、予行練習。
これはこれでありかも。
ゆきや
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。