2022.2.5 富戸 透視度25m 水温15‐16℃
冬は伊豆の中で最も水が綺麗になるシーズン。
でもこの日は、そんな良いシーズンの中でも特に良い日。
スコーンっと抜けて見えるその景色を見つめると
どこまでもどこまでも進み続けたくなる。
生き物なんて目に入らない。
そう思いたかったけれど・・・、
ただただ生き物がいない。
探せど探せど、見つからない。
時間が経てば経つほど、ボクらの身体と心を冷やしていく。
生き物がいない海は、時間が倍以上に感じる・・・。
どうにか現れてくれたネコザメには、頭が上がらない。
窒素に侵されたボクらは、時間が許す限り拝ませて頂きました。
何とも言えない特徴のある口さえも愛おしい。
生物がいないせいなのか、
僕に見つける眼がないのか、
はたまた、ただ寒いせいなのか・・・。
普段寒さを感じにくいボクもこの日はひと際冷えました。
自然ってむずかしいですね・・・。
帰りにフラッと寄って食べた蕎麦。
これがどれほどボクらの身体と心を温めてくれたことか。
ゴマダレに絡み合う蕎麦。
沁みてる揚げ出し豆腐。
ふわっふわっの桜エビの出汁巻き玉子。
おいしい食べ物のおかげで、
また海へと繰り出せそうです・・・。
ゆきや