2017/11/3・安良里 透明度6-8m 水温23℃
7人1チーム。
安良里のビーチポイントを目指します。
ここにはネジリンボウもハチマキダテハゼもハナタツもニシキフウライウオもいるという情報♪
だがしかし・・・その主役たちをぶっちぎりでわき役に代えてしまった生物のお話。
ひろーい砂の海底をゆっくりと泳いでいくと、その水底にポテっと黒い塊が目に入ります。
丸っこくてピクリとも動きません。
石にしちゃゴツゴツ感がなさ過ぎて、
魚にしちゃ丸すぎて、
貝殻にしちゃぁ硬さが感じられない・・・。
僕はその物体を凝視したままどんどんと、じりじりと
そのクロいぽってりとした物体に近づいていきます。
すると・・・
「わずかに動いたっ」
よーく目を凝らすと目も胸鰭もついていて、ピョコピョコと小さく動いています。
その名もサザナミフグ。
の、幼魚。
10cmほどの幼魚で伊豆で見られることはほとんどありません。
パンダのシャンシャンにしても、
このサザナミフグの赤ちゃんにしても、
どうして小さい頃はこんなにも丸っこく可愛くできているのでしょう。
一瞬にしてこの日の目的の一つだった生物たちが脇役になってしまった瞬間でした。
僕たちの心を鷲掴みにしたこのくろんぼのサザナミフグを脳裏に焼き付けて、
後ろ髪を引かれる思いでその場をあとにしたのです・・・。
あとね、
カメラトラブルでしょげてるシオツキさんも、
ブランクあけで何をやってもみんなに遅れをとって慌てるニシカワせんせーにも、
みんな、
サザナミフグを見てたようなまなざしを向けていたこと、
ここにご報告しておきます。
ヒロちゃん写真いっぱい使わせてもらいました、ありがとう。
サザナミの赤ちゃん会えてうれしかったよ、ありがとう。
まさ