何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
8月1日(土) 神子元 透明度:6~15m 水温:21℃
梅雨が明けました。
3日前に、この夏初めて聞いた蝉の声。
気の早い子だと思いましたが、あの蝉が正しかったようです。
そしてこんな梅雨明けの晴れの日に。
ぜひとも見たい・・・
ハンマーヘッドシャークの群れ。
まずは激流がお出迎え。
タカベが必死で泳ぎます。
私たちは諦めて流されます。
あちこちでサメの出没を知らせるベルが鳴る。
上も下も必死で探します。
私たちは諦めません。
ダイブタイム28分。
迫るタイムリミット・・・
あきらめ・・・ません・・・
でも・・・
で、出たぁ。
まさか本当に出るとは・・・笑
あ、いえ、諦めない気持ちが大切ですからね。
・・・見れて、よかった(笑)
私の気づかぬところで、
どうやら、しっかりサメにも見られてもいたようです。
※ちょっと酔いやすい方はご注意ください・・・
みか
2019.1.12~13(日・月) 田子 透視度12m~15m 水温17.6℃
遅くなりました。
新年あけましておめでとうございます。
今年も不束者ではございますが、
何卒宜しくお願い致します。

水中で意思疎通が簡単に出来たら、
どんなに楽なんだろう。
そう考えたことありませんか。
会話のようにすぐ相手に思いを伝えられたら、
話が早いか。
手で伝える合図、
これだけでは伝えきれない部分がある。
急いでいる時は、尚のこと。

初めての外洋へと向かったAOWチーム総勢6名。
周りには何もいない海のど真ん中に到着。
想像以上に流れがそこにはあった。
ブイから約40mほど離してもらい、船から飛び込む。
ブイに着くまでは、どれほどの流れかは分からなかった。
あっという間にブイに到着し、皆に掴ませる。
『腕が引き離されてしまいそう。』
想像以上の激流。
ロープをキャッチした人から、次々潜降してもらう。
先頭がワタクさん、次がマナミちゃん。
持ち前のパワーでガンガン前へ進んでいくワタクさん。
1ミリも前へ進まないマナミちゃん。
そして、他の皆。
潜降を開始して3分ほど、
ワタクさん以外は前へ進むことが出来なかった。
仕方がないので、ワタクさんを連れ戻しに行き、
水面へと戻る。
全員に合図して、ブイを離してとお願いする。
・・・・・・あれ?なぜ誰も離さないの??
離した方が楽になるなのに、なぜ?
なかなか伝わらないので、
強引にモギーの手をロープから振りほどく。
続いてハリーさん、ユーコさんも。
こうして、メインポイントの沖の浮島根が断念し、
小蝶アラシへと変更したのであった。




雨風を浴び、冷え切った後の温泉、
そしてビールは、もう最高。
脱水気味だった体に染み渡るアルコール。
これこれ!この時間を待っていました。

ちょいと皆に酔いが回り始め、
ふとワタクさんが喋りだす。
『潜るのやめたとき、水面で、
ずっと、吐けーーってやってたの?
それに従って息を吐いてたら、本当に辛かったよ。』
『・・・・・・・え!?
そんなことしてたの??
僕はロープを離せーーってやってたのよ。』
『いやいや、あれは吐けだよ。
この状況でこの人はどんだけふざけてるんだって思ったもん。』
言葉ってやっぱり大事ですね。
水中で素早く会話が出来ればどんなに良いことか。
僕の合図の分かりにくさを痛感させられました。
でも、あのシチュエーションで『吐け!』はないでしょ。
次はもっと分かりやすいの考えます。
この砂煙犯人は誰?

とりあえず、1日目の激流と
2日目の風波を経験した皆はどんな海でも平気なはず。
これからもっと激しいとこ行きますよ。
僕もちゃんとブリーフィングで合図、確認するんで。
一番右の人がやっているポーズが、『離せ』という意味だそうです。
ゆきや
2019.9.22(日) 西川名 透視度3~5m 水温24℃
『念願の西川名にやっと行ける。』
『全員西川名初心者。』
『モロコが見たい。』
前日までは透視度15m。そしてベタ凪。
予定では今日もベタ凪。
これは期待ができる。
期待に胸を躍らせながら、
千葉県は館山市まで約100kmの道のりを
のら~りくら~り走っていく。
普段とは全く違う景色に違和感を覚えながら。
7人全員がベテラン、MSDかダイブマスターのみ。
それでも西川名は初。
使い慣れない休憩所、
出船までどういう展開なのか、
新しいことをする時は、
毎回どきどきする。
そんな僕たちを待っていたのは・・・、
ずいぶん濁っているじゃないですか。
昨日までの情報とは打って変わって、
猛烈な流れ、
無力さを感じさせられる程のうねり、
そして、透視度3mの海。
昨日までの海はどこへ行ってしまったのか。
自然って不思議。


確実にそこに何かはいる。
でも、何なんでしょう。全く見えない。
皆でその群れへ突っ込んでいくと、
魚の後ろに魚。
そのまた後ろに魚。
一体この群れのサイズはどんなものなのか。
透視度が悪いのが悔やまれる。
しかし、多いなあ。
なんとか、安全停止を開始。
それがまあ揺れる。
みぎへ~。
ひだりへ~。
必死にロープを掴み、
もみくちゃにされる。
知らない人とミヤキさんに
挟まれるリュウイチさんとタカユキさん。
両手でロープを握りしめ、
両腕が痛くなるマキさんとハナコさん。
洗濯機の中にいるかのよう。
洗濯物は、
こうやって洗われてるんですね。
そりゃあ、汚れが落ちますわ。
美味しそうなビール。
そして悔やまれる、ハンバーガー。
なぜ先週台風15号が千葉県を襲ってしまったのか。
ハンバーガーの口にしといて、
海鮮丼にしてしまってごめんなさい。
タカユキさん、次はハンバーガー行きますよ!!
西川名とハンバーガーはリベンジしましょ。
カミグチさんは、
とりあえずまだ西川名に行ってないことにしといてください。
ゆきや
令和元年7月3日(水) 神子元 透視度30m 水温23.1℃

この海は、行った人にしか分からない感動がある。
弱者を寄せ付けない猛烈な流れが襲ってくる海、
壮大なスケール、そこら中にいる魚群。
言葉では、言い表せない。
早朝5時半、いつもよりも1時間近く早く店から出発する。
大好きなハンマーを見に行くため、
テンションが高くなるショウイチロウさん。
車では、全く眠くならなかったみたいで、
僕とハイテンションの会話をすること3時間、神子元へ到着。
いつもとは、ちょっと違った雰囲気に緊張し始める、
ヨシハルさん。
大丈夫です、僕も神子元自体2回目。ガイドは初めて。
僕だって緊張しています。

船に乗る事15分、ようやく神子元島に到着。
一斉にエントリーの準備をし始める。
全インストラクターが甲板に呼ばれ、ポイントの説明を受ける。
・・・・・・さっぱり分からない。
神子元の地形が全く分からない僕は、
緊張だけが増して、臨むことに。

透視度30m。
圧倒的な景色に圧倒される、みんな。そして僕。
流れと闘いながら、岩をよじ登る。
まるでロッククライミングみたい。
前方から押し寄せてくる激流に、
咥えてるレギュレータがブルブルブルブル震えながら、
立ち向かう。

強烈な海を優雅に泳ぐアオウミガメとトビエイ。
激流をものともせずに泳いでいく姿を見て、
人間の弱さを感じる。
生き物は、凄い。

なかなか現れないハンマヘッドシャーク。
1本目は、ただ気持ちよく流されただけに。
船へ戻ると他のチームから歓喜の雄叫びがあがっている。
他のチームとの温度差を感じながら、
再び全員インストラクターが集められる。
『僕が先に行くんで、いたら鳴らします。すぐ来てください。』
現地のインストラクターに言われ、
必ず次は、と願うぼく。
ショウイチロウさん、ジュンさん、そしてヨシハルさんにも
そのことを伝え、水中へと向かう。
『カン、カン、カン。』
入って2分後、その音が鳴り響く。
ショウイチロウさんに『行っちゃえ』と指示し、
僕はジュンさんとヨシハルさんの手を掴み、
全速力でフィンを動かす。
流れに逆らい、呼吸が乱れ始めても、動かす。
かなりの距離を泳いで、ようやく到着。
すると、そこには・・・・・・、
何百匹というハンマーヘッドシャークの大群が。
右から左へ泳いでいったと思えば、
今度左から右へ泳いでいく。
どこかへ行ってしまったと思えば、
また別の群れが。
36分のダイビングのうち、全ての時間で見れる。
まさに、ハンマーリバー。
興奮冷めやらぬまま、船に戻ると、
約20人程いたダイバーが、笑顔に。
船酔いしていたヨシハルさんも、顔の血色が良くなっている。
クリアシリコンにしたジュンさんも、笑顔に。
ハンマー大好きショウイチロウさんも、大喜び。
僕は、笑いが止まらなかった。


今まで潜った海で一番面白かった海。
そう言って、良いでしょう。
本当に幸せでした。

ゆきや
令和元年6月17~18日(月・火) 田子 透視度:5~12m 水温:17.4℃~22℃

2日前に日本列島に訪れた低気圧の影響で発生したうねりは、
なかなかとれなかった。
それでも若干弱まってきたため、いざ外海へ。
『バシャン。バシャン。』
と、船を揺らすこと10分。
田子のメインポイント、沖の浮島根へ。

うねりに揺られながらも、深場へ向かう。
無数の魚の群れに囲まれながら、水深15mを通過。
すると、突然激流が。
すぐさまイッセイさん、ハシイちゃんに
壁を掴むようにサインを出す。
人生で初めて経験する流れ、焦りつつも興奮するハシイちゃん。
後ろで疲れているイッセイさん。
2人に壁を掴ませ、
流れに逆らいながら泳いで、楽しむ僕。
それぞれ違う感情を胸に抱えながら、海を楽しむ。

この日はAOWだけではない。
マサシさんが率いるOWのミツヒサさんも一緒。
沖縄で体験ダイビングをする予定だったのだが、
年齢が75歳ということで、ライセンスが必要と言われる。
何としてでも潜るため、OWを取りに来たミツヒサさん。
今までに体験したことのない世界に
少し戸惑いを感じながらも、熟していく。

約20キロ近い重量を背に背負いながら、
1m、2mと前へ進んでいく。


楽しくなり、
ソロショットを撮らせるハシイちゃん。

その光景を撮影するイッセイさん。
こうやって撮られると恥ずかしいですね。


ハシイという青年は、非常に不思議だ。
普段は泳いで、ニコニコ。
自分の器材を始めて使って、ニコニコ。
水面に上がってきて、ニコニコ。
どんなシチュエーションでもニコニコしている。
それなのに、ワインの話において全くの別人へと変化する。
物凄い形相で、僕の顔を見つめ、
ワインボトルの持ち方、味について力説してくる。
その時の形相は、恐らく子供だったら、泣いてしまうだろう。
それほど恐ろしかった。

何はともあれ、ハシイちゃんAOWおめでとう。
ミツヒサさんOWおめでとうございます。
気を付けて、沖縄に行ってきてください。
ハシイちゃん、ワインの次は
スズメダイについて勉強していきましょう。
ゆきや
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。