2017/1/14・大瀬崎 透明度12-15m 水温15℃
朝から携帯忘れて家に戻ったり、寝坊したジュンジと途中で合流するために奔走したり、
「今年一番の冷え込み」に備えたはずのパタゴニアのダウンジャケットが暑苦しい。
本日のツアーの立案者であるケンさんミナさんに猛烈な西風予報であることを告げ、
東伊豆の海をいくつか紹介するが、「とにかく暖かく休憩できる施設を有するところ」
というミナさんの強い希望があったため、大瀬崎に向かう事にする。
いまの大瀬崎はウミウシがアツい。
全く頭になかった大瀬崎だが、一瞬にして頭はウミウシモードへとシフトしワクワクは加速する。
先に店を出たミカチーム(AOWの講習に向かう)は1泊2日の予定で
のんびりと東名を走っている。
目もくれずに抜き去りハザードランプを5回、「ミ・カ・の・ろ・ま」のサイン。
途中でジュンジと合流して大瀬に入る。
大瀬崎の一本目はこれまた僕の頭になかった「先端」というポイントへ。
急激な掛け下りの地形は稀に強い流れも入るので中級者向けのポイントであり、
ハナダイの乱舞が有名な見どころの一つ。
クダゴンベがいるらしいからというミナコさんからのリクエストがなければ、
こんなにきれいなクダゴンベを見ることは出来なかっただろう。
このトゲトサカを宿主にしていること自体が超絶ダイナミック珍しい事だし、
写真がとてつもなく栄える。
しかも水深23mとクダゴンベの普段の生息域からすると比較的浅く、体にも優しい。
という事でそのみなこさんの渾身のクダゴンベショットを使わせていただきます。
2本目の極小ピカチュウの発見も含めて、今日一の功労者を称えて。
エンリッチドエアーも織り交ぜて大瀬崎の海底に張り付き、いったりきたり。
サンゴの合間の魚達、ポリプの上のウミウシ達に捧げる各50分の海の中。
今回も力作ばかりで写真の選抜が難しい・・・。
それはそうと・・・
今日の功労者ミナコさんのログブックには、使用した空気のところに
「FO₂」と記入がされていた。
いち早くそれに気付いたケンさんが「二酸化鉄・・・」とつぶやく。
今日の功労者、とんでもないものを吸いながら潜っていたもんだ。
本人は今回使用したエンリッチドエア(酸素濃度が少しだけ高い空気)
のことを書いたつもりなのだそうだが・・・。
おそらくご年齢を考えると30数年は忘却の彼方にあったであろう元素記号がなぜ・・・?
何故またFO₂・・・?
ゆえに、
本日のブログのタイトルもその抜きんでたコメントを使わせて頂きました。
今日の功労者を称え。
まさ