何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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「海底」カテゴリーアーカイブ

おとなには見えないもの

 

2016/10/30・安良里ボート       透明度10-12m  水温25℃

 

 

キベリアカイロウミウシっ!! 

 

 

 

寒風吹きすさぶ10月の終わり。

夏が終わったことをまだ信じたくない一心でこの日もウェットスーツで海中へと突撃する。

 

 

 

 

 

 

水温は合格。

ぬくい。

 

 

 

 

 

 

水面に顔を出すと・・・出した瞬間からうわーさぶいっ。

船に上がってその船が風を切り疾走するともう・・・凍るーっ!

ガタガタガタ・・・。

 

 

 

 

 

 

久しぶりに足からケツまでガクガク震えました・・・。

ウェット組はみんなこんな感じ。

 

 

 

 

 

でもね、

その横で同じ装備のミサコさんだけが涼しい顔してたんですよねぇ・・・。

 

 

しかも、「次回のダイビングもウェットスーツがいいかなぁ」

なんて迷いだす始末・・・。

 

 

 

 

 

凄いです。もう怖いです。

 

絶対止めときなってーっ。

 

 

 

 

 

 

そんなミサコさんのリクエストもあり、安良里ボートです。

 

イソバナカクレエビ  byあけも カザリイソギンチャクエビ byぱぱ・Y

 

アカスジカクレエビ byみさこ オシャレカクレエビ byみさこ

 

アカホシカクレエビ byあけも イソギンチャクエビ  byみさこ

 

イセエビ byみさこ イソギンチャクモエビ  byみさこ

 

 

 

そのぬくい海中は水の透明度も良くうねりも無い。

 

 

久しぶりに入る安良里の「御黄金」(ミコガネ)という何ともありがたい感じの名前のボートポイントと、

定番ポイントの「沖の根」をじっくり攻める。

 

 

タテジマキンチャクダイの幼魚を発見してみんなにぶんぶん合図を送る。

 

マツカサウオの幼魚を見つけてそーっとみんなに教える。

 

キヘリアカイロウミウシを見つけて叫ぶ・・・が聞こえないのでライトを振り回しみなに知らせる。

 

 

 

 

 

それとこのエビたちだ。

豊富なサンゴがひしめく安良里の海だからこその充実した甲殻類たち。

イソギンチャクやウミウチワ類に身を寄せてじっと息をひそめている。

 

 

 

 

イセエビ以外は全部3cm未満の大きさ。

 

 

 

3mmのイソバナカクレエビに至っては〇〇ちゃんと○○さんと○○さんはもう怒り出してましたね。

 

「こーんな小さいもんばっかり見せやがってーっ」ってね。

 

 

 

 

 

そうですよね。

大人ですもんね。大人がすすみますとね・・・、老・・・。

 

 

 

しかし彼らは明日をも知れない命がけの擬態をしてるわけですから、

見えない方が彼らのためにはいいんですっ。

 

 

 

 

 

なーんてフォローしてみたりして・・・。(笑)

 

 

 

出港だぜべいべー

 

 

 

遅くなった僕らを快く待ってくれていたご飯屋さんのご主人、

どうもありがとうございましたっ。

 

 

 

まさ

男フル

 

2016/5/19・田子         透明度6~10m    水温19℃

 

 

センヒメウミウシ byつづき

 

 

ウミウシ。

 

雌雄同体(オスもメスもない)のこの生物はお互いの精子を交換し、

両方が卵を産める。

 

 

 

この日はセンヒメウミウシが交接のため3匹かたまっていた。3匹・・・?

こういう時は何か取り決めがあるのだろうか・・・。

 

少しハラハラする。

 

 

 

 

 

ここまで固まってしまうと何が何だかわかりづらいが、奥の一匹を見ると

おおよその姿が確認できる。

 

まるでイチゴやブルベリーを盛りつけたグラスにたっぷりとコンデンスミルクと

生クリームを注いだパフェのような可愛いウミウシで、珍しさと相まって、

遭遇できると得をした気分になれるウミウシのひとつだ。

 

 

 

 

ツヅキさん、良い写真をありがとう。

 

 

アカホシカクレエビ byつづき 最後も大きな木の下でぎゅっ

 

 

この日は男フル。

 

 

船の上でもぎゅっ。

 

大きな木の下でもぎゅっ。

 

プリウスαの車内でもぎゅっ。

 

 

 

 

 

好きなことをやっているときの子供のような目をしてる大人たち。男たち。

 

 

 

 

 

 

男しかいないときにしか話せないようなことで盛り上がったり、

 

その次の瞬間にはそれぞれバラバラに自分の世界観に浸ってたり、

 

 

 

 

大きな木の下のベンチで何気なく撮った写真にはそんな不思議な

一体感が映っていました。

 

 

船にヤローどうしギュっ

 

 

 

まさ

 

 

水深10mを超えるダイバー

 

2015/7/31・川奈       透明度10m    水温28℃

 

 

 

ヤマグチちゃんおめでと

 

 

 

こんなに心配性な人を未だ見たことがありません。

 

 

「潜らないに越したことはない」という名言を吐き続けながら

ダイビングの資格を習得したカズさんが、-5mより深くは潜らな

いという条件付きで、再び海にもどって来てくれました。

 

 

 

雪山登ってスノボもするし、バイクに乗れば波にだって乗る。

 

 

 

それなのにダイビングは危ない・・・って。(笑)

 

 

 

 

 

 

根拠が不確かな場合、まぁ連れて行くんですけどね。

 

 

 

 

はい。カズさん水深10.7mはいりまーす。(笑)

 

 

 

 

 

 

初めてカズさんが1人で海の中で動けるようになった日は、

 

みなちゃんが初めてカメと出会った日。見つめ合った日。

 

勿論それは海洋実習生のヤマグチちゃんにとっても一緒で、

このダイビングで晴れてCカード取得。

 

 

 

見つめ合う3人

 

 

 

 

 

初物づくしのめでたい日。

 

 

家族旅行みたいな暖かい夏の1日。

 

 

まさ

 

 

 

 

 

 

孤軍奮闘の警備員さん

 

2015/6/13・伊東     透明度5~20m!   水温18℃

 

強引に紫陽花を画角に押し込もう

 

 

「わぁーこのイカちっちゃくてかわいー。わたしみたーい」

と、お戯れのミナさんと、

 

 

「それは五里霧中だっ」

と、漢字を聞いた僕に大門風で教えてくれたケンさん。

 

 

 

このお2人からご予約を頂く時に必ず受け付けるリクエスト、

 

”ベストボート温泉付き”

 

要するに一番水が綺麗で、魚もいっぱいいて、ウミウシも見れて、

出来ればネコザメもいればなお良いボートポイント。

そして帰りに温泉に入れるところがいい、と、いうリクエスト。

もちろん”おいしいご飯”も含む。

 

 

 

 

伊東の海。
ハナゴヨミのランチ。
湯河原の露天風呂。

 

 

 

 

本日、クリアできなかったのはネコザメくらいでしょうか?

 

 

皆さんさんのハイクオリティーなウミウシの写真もそえて。

オトメウミウシ系がいっぱいでしたっ。

 

オトメウミウシ byミナさん ホソジマオトメウミウシ カメキオトメウミウシ

 

ハナオトメウミウシ シロウミウシ byけんさん ジボガウミウシ byミナさん

 

キイロウミウシ byミナさん サラサウミウシ byケンさん OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

その他も、ボブサンウミウシ、コモンウミウシ、シラユキウミウシ等々。

 

 

 

でもね・・・。

 

 

この日のもう一つの記憶は、とある警備員のおじさん。

片側二車線の道路を一車線に規制をかけてた警備員のおじさん。

 

 

必死の形相で右車線に車を誘導しているのだが、当の封鎖してる

左車線には異常もなく、障害物らしいものといえばそのおじさん

だけしか見あたらない・・・。

 

 

 

一体あのおじさんは何を守っていたのか・・・。

 

あの必死な形相で何を想っていたのか・・・。

 

横断中のクワガタムシとかがいたのだろうか・・・。

 

 

 

 

 

いまも僕はその答えをさがし続けています・・・。

 

 

 

まさ