何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
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2021.12.5 熱海 透視度15−18m 水温17℃
年々変化していく沈船。
僕がダイビングを始めた4年前は、
今とは違って、綺麗が船体が残っていました。
翌年の2019年10月には、
東伊豆を襲った台風の影響で、船の側面が崩れ。
翌年の台風で、また崩れ。
どんどん変化してきたこの数年。
そして今年11月下旬。
連日続いた大時化で遂に甲板の一部が崩れました。
巷では僕らのせいではないかという噂も聞こえませすが、
本当のことはどうなんでしょう。
本数が増えれば増えるほど、
『沈船はいいかな』ってなりがちですが、
その沈船も見れるのはいつまでか分かりません。
来年までなのか。
再来年までなのか。
はたまた10年後なのか。
見れるのは当たり前じゃないんですね。
ゆきや
2021.4.18 熱海 透視度7~12m 水温16.8℃
むかーしむかーしあるところに、
「旭16号」という名の砂利運搬タンカー船がありました。
それはもう大きくて、
全長約81m、全幅約18m、総トン数約5,000トンもありました。
旭16号は、
全盛期は砂利運搬船として活躍していましたが、
老朽化が進んできたため、
遠くから運んできた砂利を海上で一時的に保管する、
「保管船」にシフトチェンジしていました。
当時も熱海の沿岸部にあった、
「汚水処理場」を埋め立てするべく、
砂利を過積載の状態でじっと待機していました。
ところが1986年1月30日、
甲板作業員は、船の異音を耳にしました。
慌てた作業員たちは、
すぐさまベルトコンベアで繋がれていた
周囲の砂利運搬船を撤収させたそうです。
その後、遂に限界が来たのでしょう。
砂利積載部分から真っ二つに折れ、
現在の地点で24時間かけて沈んだそうです。
旭16号は、曳船を必要とする砂利保管船だった為、
沈没した時は、エンジンは積載されていませんでした。
エンジンを積載していなく、不安定だった為、
タンカー部分にゴロタが投入されました。
沈没した当時は、さぞ綺麗な船体が残っていたでしょう。
それが年を重ねるごとに、
船体の壁面には、鮮やかなソフトコーラルやウミトサカがつき、
船内部には大量の魚が住み着くようになりました。
僕がダイビングを始めた4年前までは、
旭16号は割と綺麗な形を残していました。
それが、1年、また1年過ぎるたびに、
台風にやられ、船側面の壁はエグれていき、
今ではすっかり壁がありません。
いつまでその姿が見れるのでしょう。
今年の台風でもまた形を変えるんでしょうね。
1年後か、2年後か、はたまた5年後か、
見れなくなる前にたくさん潜っておきたいです・・・。
ゆきや
2021.2.22 熱海 透視度10m 水温14.6℃
年々雰囲気が変わっていく、熱海の沈船。
1986年に水深30mに沈められた時は、まだ船の綺麗な姿が。
あれから、35年。
毎年のように日本列島を襲う、台風たち。
綺麗だったはずの、船体は台風に削られ削られ。
今では、すっかり船体のサイドは剥がれてしまった。
時間が過ぎるごとに、次第に壊れてきた『旭16号』。
それでも、ただ壊れてきたわけではない。
壊れた場所には、生き物たちが。
そこは、彼らの住処になっている。
1匹2匹ではない。何百匹、何千匹。
僕がダイビングを始めた4年前は、
もっと船体が残っていたはず。
4年でここまで変わってしまうなんて・・・。
あと、何年この景色が見れるのやら。
年々風景が変わる沈船とは打って変わって、
安定の綺麗さを誇る期間限定ポイント『小曽我洞窟』。
最大水深10mほどのこのポイントは、
台風がきても変わることはない。
洞窟の中に群れる大量のネンブツダイ。
これもまた安定の景色。
毎度毎度全くブレることのない小曽我洞窟。
変わる景色、変わらない景色。
どちらにせよ、今がベストで面白いのは間違いない。
ゆきや
2020.12.8 熱海 透視度15~17m 水温19.2℃
「熱海で潜りたい」と思ってから、早3年。
この日、ようやくヨシハルさんが熱海へ舞い降りた。
今までどれ程願っていたことか。
熱海へリクエストを出すも、人が集まらず。
熱海へリクエストを出すも、海況が悪く行けず。
熱海へリクエストを出すも、現地サービスが閉めて行けず。
どれだけ行きたかったことか。
3年間我慢し続けた熱海はどうでしたか。
冬の寒さはあるけども、天気は良好。
透視度、海況共に問題なし。
コンディションは最高でしたね。
水深30mに沈む、全長81mの石積船『旭16号』。
船内に大量にいる『ネンブツダイ』。
船の古びた骨組みの合間を縫うように泳いだり、
船側に媚びれ着いたソフトコーラルとハナダイを眺めたりと、
今までに見たことのない景色で、さぞ楽しかったでしょう。
水中でダンスなんかしちゃったりして。
ハコフグを捕まえては、
ヨシハルさんへ見せ、大笑いする。
何度やった事でしょう。
ヨシハルさんの中では、
『熱海=ハコフグの捕獲』と脳に刻まれたはず。
3年越しの熱海を満喫したあとは、
そそくさと器材を片し、小田原にある名店へ瞬時に移動。
誰も名残惜しさはなく、頭の中は金目鯛でいっぱい。
この美味しさは、3年待ったヨシハルさんへのご褒美ですね。
食べ終えて後の、お昼寝タイムもまた最高でした。
ゆきや
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。