何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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「子弁慶」カテゴリーアーカイブ

ここは南伊豆。 また伊豆が広がった。

 

 

 

2020/9/20-21-22 ・ 妻良~波勝崎~雲見  透明度12-15m 水温25℃

 

 

 

 

海況がとても穏やかで

 

 

 

険路の天城峠を越えて伊豆半島の突端へとたどり着く。

(この日は西伊豆の海岸周りだったが)

 

 

 

 

要塞みたいな断崖絶壁が連なり、

透明なブルーの海がその足元を浸していて、

その隙間を縫うように、小さな漁村が点在している。

 

 

「なぜこんな険しいところに・・・」

 

 

だけど、粛々とそこに佇む民家からは、

ここを愛し、多くを望まず、

厳しさも受け入れてきた逞しい人々が連想できて、

畏敬の念を抱いてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

そんな中にある一軒の民宿に寄宿して、2泊3日で周辺を潜る。

 

 

 

 

 

 

そう、ここは南伊豆。

 

 

 

 

 

ホウボウとマグロと

 

 

 

 

初日は「妻良」と書いて「めら」と読む、に入る。

 

 

 

 

人影まばらな漁村から、

貸し切りの船でポイントまで移動する事たった5分。

 

 

 

 

べた凪の海面の下には澄んだ水と切り立った地形が広がる。

メジナ・イサキが広範囲に群れていてテンションが上がる。

 

 

 

 

根の亀裂を進むと、

行き止まりと見紛う暗所は実は洞窟になっていて、

ライトをつけて潜入すると・・・

その最深部に、1.5mのばかでかいクエが鎮座していて、

心臓が飛び出たか、と思うほど驚いた。

 

 

 

 

 

 

あまりの海の穏やかさと面白さに、

船長に2本の予定を3本に増やしたいと申し出ると、

「まだダイビングポイントとしては紹介してないんだけど」

と未開拓の海の中を提案された。

 

 

「もちろん行きやすっ!!!!」

 

 

漁協からの正式な許可が下りれば近くダイビングポイントとして

オープン予定というその海の中は、魚影濃く、地形も激しく、

流れも程よくかかり、カメが悠然と飛んでいた。

 

 

 

 

小さな珍しい生き物をせっかく見つけても、

皆の関心を引き付けることが出来なかったのは、

致し方のないこと・・・だろうか。

 

 

 

 

金目のお造り &シャンパンありがとう!

 

 

 

初日の晩餐も、

2日目の晩餐も、美味しかったです。

 

 

 

とても自由度の高い民宿で、

常連客になったような錯覚を覚えてしまうほど・・・。

 

 

 

目の前の南伊豆の海を見晴らしながら入れる

源泉かけ流しの温泉があり、当然、

冷えたビールを持ち込んでしまう・・・。

 

 

 

 

 

プシュッと言う音を合図に、

その日の海の中の回想が始まる。

 

 

 

 

時計が止まった商店

 

 

 

 

 

足りないものがあれば、村で唯一の商店まで歩く。

 

 

 

 

 

真っ暗な、辛うじて舗装路の坂を2分ほど上がると、

商品以外はすべてが昭和の調度品であろう、

「えびすや」さんの店内がひっそりと闇夜に浮かんでいた。

 

 

 

 

 

ここに並ぶ商品には値札がなく、

おばあちゃんの記憶力と暗算を信じてお金を支払う。

 

 

 

 

 

子ザルが二匹・・・お気づきだろうか・・・

 

 

 

 

2日目はニホンザルの群生地としても有名「波勝崎」

(はがちざき)の海に入る。

 

 

 

 

以前に一度だけ来たことがあるがその時に入る事の出来なかった

「弁慶」という上級者向け難易度の高いポイントへ。

 

 

 

 

おもしろい。

もの凄く面白い。

ここは良い。

すごいなここっ。

 

 

 

 

 

 

という事でこの日も3本に予定を増量して・・・。(笑)

 

 

 

 

 

 

地形に圧倒されます。

でっかいクエとかカメとか回遊魚とか。

魚影ヤバいし。

そしてダウンカレントが強烈・・・。

 

 

 

はなほ、もえ、ダウンカレントお疲れ様。

 

 

 

こっちに向かって泳いでるのは分かるんだけどね、

一向に距離が縮まらないんだよね。(笑)

 

 

 

 

 

開店前でも行列

 

 

 

最終日は、雲見。

貸し切りの海から一転して、雲見は大混雑。

 

 

 

 

なるべく人のいないところを選んで、

昼食「さくら」に向けての助走ともいうべき1本を。(笑)

 

 

 

 

僕のコース取り抜群で、

他のダイバーに会わず洞窟を周ったり、食事中のニザダイや

チョウチョウウオなんかを間近で観察出来て、

ほんのちょっとだけなんで、

自分のガイド力を自画自賛してもいいですか?

 

 

 

 

 

開店前から並んだ、「さくら」で”鰺のたたきとまごちゃ”

にありついて、これにて完璧な締め♪

 

 

 

 

 

砂漠で水を求めて歩き回っていたのでしょうか・・・

 

 

 

 

いいですねいいですね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもいいですよ、

この3日間は、リクエストしてくれた人のおかげですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良い海

 

良い風呂

 

良いご飯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この前の大島に続いて、また、

伊豆が広がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさ