2020.12.31(大晦日) 大瀬崎:先端 透視度15m 水温16.9℃
2021.1.1(元日) 伊東:白根 透視度20m 水温17.2℃
いよいよ、この日をもって、2020年も終わりを迎える。
それぞれ思う所もあることでしょう。
あっという間の一年だった。一年が長かった。
疲れた一年だった。太ってしまった。痩せる事が出来た。
十人十色。
そんな一年もこの日でお終い。
思い残すことのないよう、潜り納めをしましょう。
浅場から深場まで、びっしり詰まっているキンギョハナダイ。
どういう風に泳いでもいるのは、キンギョハナダイ。
あれれ、他にいないぞ。
普段はあまり行かない方向に行ってみる。
おろろ、砂地しかないぞ。
どこまで行っても砂地、砂地、砂地。
進めば進むほど、生き物がいなくなる。
『神よー、せめて生き物を出してください・・・。』
ゾッとしました。
これが僕チームの潜り収め。
昨年は、大変お世話になりました。
・・・大晦日に失礼いたしました。
2021年1月1日、午前1時。
年越しのカウントダウンも終わり、
僕はお酒で心地よい状態になっていた。
そんな時、変な事を言いだす、ホシ。
『初詣行きたいですね。』
いやいや、今は1時。酔って気持ち良くもなってる。
車は出せない。
『いや、走りましょう。3キロです。すぐです。』
こうして僕は、
気温1℃の世界に半袖短パン+長めの靴下で連れ出された。
若干、いや結構ムカついた僕は、どんどんスピードを上げた。
『は、はやいですっ!!ゆっくり行きましょうよ。』
それでも緩めることはなかった。
道の分からないホシを先導し、走り続けた。
ばてているホシを応援しながら、ようやく到着。
男2人、息を荒くしながらお参り、そしておみくじを引いた。
僕は、末吉。
ホシは、中吉。
神様は、なんて残酷なんでしょうね。
何も見ていてくれない。
僕は悲しくなり、帰路のスピードをさらに上げた。
そして、遂にホシはお腹が痛くなり、歩き始めた。
僕は、少し嬉しくなった。
これが僕の2021年の始まり。
ただ、水中に関しては、僕は大吉なのかもしれない。
※ちょっと長いです(3分ほど)
四方八方に魚に囲まれた。
キビナゴ、ネンブツダイ、イワシ、タカベに、イサキ。
これは大当たりだ。
大晦日の砂地の恐怖があったからこそ、余計感動が高まる。
今年は、良い年になるのかもしれない。
年始の初詣ランニングが無ければ、最高だったのだが・・・。
今年も、不束者ではございますが、
どうぞよろしくお願い致します。
玉手 志弥