2021/9/4-5・大島 透明度12-25m 水温24-26℃
ここに来ることの一つの念願だった、
ヒオドシベラの幼魚をついに見れた。
生息域も深いし、
行動範囲広いし、
ちっちゃいしっ、
あきらめかけたその時、僕の後で
仲間のフラッシュが連続で瞬いた。
「合図を送る暇なんかない」そう語る
彼女たちの背中越しに「彼女」はいた。
ボクのホーム「伊豆」「三浦」「房総」
では未だかつて、会ったことがない。
待望の出会いは東京の島
ここ、「大島」 だった。
そしてその東京島は
静岡、神奈川、千葉、の海とは
違う一面をこれでもかと見せつける!
東京島の最も南に位置するポイント「王の浜」。
最高水温は27℃に達し、透明度は30m!!
浅い所にはサンゴの群生と、
そこら中にアオウミガメが観察できる。
南方種も多いっ!
写真のイシガキフグは僕らを
威嚇しながら去っていき、
サンゴの中からアミメサンゴガニが
こちらを睨んでた。
上:シロボシスズメダイ幼魚
下:ハナゴイ幼魚
これらも伊豆で見ることはかなり難しい。
コバルトブルーとバイオレットピンクの競演に
何度も息をのむ。
美しい。
これは見てほしい。
見るべきよ。
上:ミナミハコフグ幼魚
下:ミナミギンポ
両者ともに「ミナミ」が付く南方種。
水玉模様におちょぼ口、
かたや口元がにこりと笑ってる。
かわいい・・・。
これは見てほしい。
見るべきよ。
上:ミヤケテグリ幼魚
下:ヒメニラミベニハゼ
海底の石から石へと移動する8mmの
真っ白な生き物と、岩壁の暗所に
息をひそめて暮らす隠れ上手。
珍しい・・・
これは見てほしい。
見るべきよ。
上:お餅みたいな学生
下:その子の100本を祝う皆
この旅を100本の区切りに選んだ彼。
学生の彼はよく寝てよく食べる。
皆に愛されて、将来良い歯医者になる。
素晴らしい。
これは褒めてほしい。
祝うべき。
一泊の東京島。
海況が芳しくない中で、
5本のダイビング。
特筆すべきは、その一本ごとの濃さ。
潜水時間は常に60分・・・、
その潜水時間がすべてを物語っています。
品川から高速フェリーで105分。
東京島は、
行くべきよ。
まさ