2020/6/13・初島
足からフィンを外して両手に装着。
ぱたぱたと飛ぶように泳いで見せると
目を輝かせながら一頭のイルカが近づいてくる。
追いかけたり、触ったりNG、ストレスを与えないように
野生のイルカに対してルールはいくつかあるんだけど、
ちょっとでも不思議な動きを見せると、
イルカの方から興味津々近寄ってきて、伴走してくれる。
手を伸ばせば届きそうな距離で、
イルカの方をちらりとむくと目が合った。
一瞬とかじゃない、しばらく見つめ合ったまんま伴走する。
目が合ったまま数メートル泳いだとき、
「つぎはどんなのすんの?」という声が聞こえてきた。
人間の感受性が豊かなわけじゃなく、
イルカの方に、人間の波長に合わせて、
その心を読む能力が備わっているような気がした。
初島に居つく、2頭のイルカに会いに。
そして、
一緒に泳いだ、6月13日の海。
まさ