2019/3/16・城ヶ島 透明度8-10m 水温15℃
8mmの成魚カラーVer
7mmのグリーンVer
4mmのうっすら天使の輪っかVer
この季節の城ヶ島は笑いがとまらない。
面白くって、時を忘れる・・・とでも言いましょうか
楽しくて、途方に暮れる・・・とでも言いましょうか
たのしろいっ。
三浦半島の突端から、小さな孤島へと橋を渡る。
東の海岸は東京湾に、西の海岸は相模湾に面する
ここ城ヶ島の海中は、東西で別世界を醸している。
1本目は、東京湾側でウミウシたちをごっそりと
楽しみ、
2本目は、相模湾側でダンゴウオやヒメイカ、
ミミイカなどを慈しむ。
直線距離500mほどしか離れていない別世界に
これでもかというほど酔いしれた・・・。
その記録。
これはサガミミノウミウシ。
伊豆のどのポイントでも見ることは極めて稀・・・
な気がする。
しかもこのサイズ(2㎝)のこの個体のような
ミノの密集した個体は、ここ以外で見たことがない。
本気で燃えた。
皆を少々・・・待たせながら必死に撮った。
こちらはスミレウミウシ。
こちらも毎年のようにここ城ヶ島で発見されるが
それ以外の目撃は非常に少ない。
一説には
大型タンカーが運び込んでしまうバラスト水に
含まれていた卵が孵化して育つ外来種との見方
もあるらしい。
世界有数の航路である浦賀水道に面した、東京湾
側でほぼ目撃されることから、妙に腑に落ちる。
そんな希少種に、当然腕は(ものすごく)鳴る。
こちらはハクセンアカホシカクレエビ。
そこまで希少ではないが、だがしかしっ、この綺麗な
背景を見よっ!
スナイソギンチャクと共生するこのエビは、生息深度
-20以深と深め。
長く潜れない深度であるため、集中力が求められる
被写体なのだが、ここまできれいな真っ白のスナイソ
ギンチャク自体が珍しく・・・。
窒素的な限界を少々・・・
それよりももっと優先すべきものがあるっ!!
そう思ってしまうほどの、美しさで困る。
れなが見つけてくれたコガネミノウミウシ。
障害物のないカイメンの上に、この希少種は惜しげもなく
身をさらしていた・・・。
ヤリイカのハッチアウト寸前の卵を見に行ったら、
その手前にいきなりフジイロウミウシ。
そして極めつけは・・・
世界最小のヒメイカを見つけて写真を撮っている時に
現われた。
僕も20年で2度目・・・。
ミミイカだ。
マジでやばかった・・・。
威嚇のポーズ・・・
そのずんぐりとした体に似合わないミミ・・・
砂に隠れるときの動き・・・
そして・・・
最後の仕草は愛嬌のモンスター・・・
詳細は動画の説明にて。
こんなのがそこら中にごろごろ出てくるから、それは
もうたまらない。
1本目50分・・・
2本目70分・・・
それでも、全然、足りません。
三崎のマグロを食べに、
仕方がないのでダイビングを引き上げます。
三種のマグロ丼を一気に堪能できる「ちりとてちん」にて、
城ヶ島ツアーを打ち上げるのです。
あぁ。
なんていい日。
ほぼ完ぺきじゃないか。
最後にソレイユの丘にて、見晴らしのいい
散歩と、
入浴と。
あぁもう・・・
これ以上の今日は無し。
でももう・・・
城ヶ島にもぐりたい。
まさ