平成31年3月18日(月) 平沢:らららサンビーチ 透視度8m 水温16.3℃
僕がOW講習からずっと一緒に潜ってきたキョウコさんが
ついにマイドライを持つことに。
それを初めて知った11歳の息子カイトは、
『いいなー、いいなー。お母さんだけずるい。僕も欲しい。』
と懇願する。
そんなことしたら、
あと5,6年は身長がグングン伸びていくだろうから、
毎年買い替える羽目になっちゃうでしょうね。
ドライスーツ5着もあったら、邪魔でしょうがないでしょうね。
そんなやり取りを横から眺めているコウヅさんとホノカちゃん。
キョウコさん、カイトはもう本数が10本にもなるが、
まだ大瀬崎しか行けていない。
どうにか違う所に行きたい。
しかもキョウコさんは初ドライだから、
近めでゆっくりできる所が良い。
しかし、この日はあいにくの東風、しかも強風。
また大瀬崎か~と考えていた前日。
マサさんから、「らららサンビーチに行ってみたら」と一言。
西伊豆だけど、大瀬崎より近く、風の影響を受けにくいらしい。
しかも、亀が見れるらしい。
じゃあそこに向かいましょう、
と向かったは静岡県は沼津市西浦平沢・らららサンビーチ。
初めて訪れるポイント、施設に
ちょっとぎこちなさを出しているぼく。
一方で、初めて来たポイントでテンションが上がる、
MSDのコウヅさん。
何も遮るものがなく、
目の前に見える富士山と海を撮るホノカちゃん。
広大な敷地を走りまくるカイト。
そのカイトを心配そうに見つめるキョウコさん。
皆、状況が様々。
久々に潜るホノカちゃん、
中性浮力が苦手という事でみっちり練習。
うつ伏せで慎重に慎重に空気を入れるため、
なかなか浮いてこない。
じーっと待っても動かない。
ぼくとコウヅさんは顔を合わせ、生きてるか少し不安になり、
ホノカちゃんの顔の前で手を何度か振るくらい、動かない。
やっと動いたと思ったら、
隣にいたカイトが『ばたばたばたー』っと、砂を巻き上げ、
辺り一面砂だらけに。
こちらが証拠写真。
一瞬皆見えなくなったんで焦りました(笑)
MSDのコウヅさん、水中でカメラを向けるとこのポーズ。
地上で『いないなー』って思うと、睡眠中。
さすがMSD、余裕があるなーって思ってると、
突然1人で浮上しかけてる。
慌てて空気を抜いて、難を逃れる。
奇跡的に目撃者は僕だけでしたねー、
でも油断大敵ですよ。
この日の2本目、事件は起きていた。
それは僕が水中で迷子になったこと。
初めての場所ということもあり、
慎重に慎重にと思っていたけど、
カメを探しにぐるぐる、ぐるぐる泳でいたら、
迷ってしまった。
これはヤバいと思い、
とりあえずコンパスで東の方向を確認し、泳ぎ始める。
なんとなーく傾斜が浅くなっていることを感じながら、
ひたすら東へ。
遠ーいなーと思いながらも、ようやく水深4mまで戻ってきて、
周りの景色を確認。
『よしよし、この景色、覚えてる。』
ちょっと安心しながら、さらに浅い方へ。
『ん?何か海藻の間から出てる。フランスパンみたいな形だ。』
よーくその異物をみると、
『カメだ!!』
一目散に皆を呼び、
レギュレータを咥えながら『カメカメ』と叫ぶ。
人生で初めてカメを見るカイト、
伊豆で初めて見るホノカちゃん、コウヅさん、キョウコさん。
皆でカメを囲み、観賞をする。
上がってきてからの皆の表情。
毎回見れたら幸せなんだろうなー。
いや、毎回だと感動が薄れちゃうかも。
まあ、とりあえず今日は迷子になって良かったぁ。
ゆきや