何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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珍事件

 

 

 

令和元年6月24日(月) 田子 透視度8m 水温21.6℃

 

 

 

 

 

『北川でカメが見たい。』

 

そう悩みを告げるのは、ハルカさん。

 

毎度毎度、『カメを見たいリクエスト』で予約するも、

 

1度も見れず。

 

 

 

そして、今回も見れず。

 

北川に行くことさえ叶わず。

 

ごめんなさい。

 

今年中に見れるように、願いましょう。

 

 

 

カメ・・・ではなく、ムラサキウミコチョウ

 

 

 

生憎の北東風により、北川は早々に断念。

 

代わりに向かったのは、ササモトさん希望の田子。

 

 

 

カメはいなくとも、

 

沖の浮島根で僕たちを待ち構えていたのは、

 

大量のキンギョハナダイ。

 

四方八方を囲まれながら泳ぐ沖の浮島根は

 

時間が過ぎるのを忘れさせてくれる。

 

 

 

ただ、たまー現実に引き戻していくのは、

 

強烈な流れ。

 

岩壁にしがみつかないとどこかに飛ばされてしまうような流れが

 

時折僕たちを襲ってくる。

 

 

 

そのせいなのか、

 

しっかり空気を使わせていただきました。

 

 

 

クチナシイロウミウシ オルトマンワラエビ アカホシカクレエビ

 

 

 

この日は、ある珍事件が。

 

2本目みんなで向かったのは、季節限定ポイント田子島。

 

今年はまだオープンしただけあって、

 

生物はまだまだ未知数。

 

カイカムリ、カエルアンコウやウミウシ。

 

各々が真剣に探す。

 

 

すると、次第に窒素が体に蓄積されていく。

 

しょうがないから、

 

ゆっくりゆっくり浅くしていき、さらに探す。

 

でも全然いない。悲しい。

 

敗北感を感じながら、

 

安全停止ラインの5mへゆっくり向かっていく。

 

 

 

田子島はフロートをあげなければならない。

 

もちろん、あげるのは僕、たまて。

 

気合を込めて、空気を送り込む。

 

 

 

もちゃもちゃしてます。

 

 

 

『あれ?』

 

紐が絡まった。あがらない。

 

仕方がないので、一つ一つ紐をほどいていく。

 

 

 

刻々と時間が過ぎる。

 

1分。2分。3分。4分。5分。

 

安全停止の時間は、とっくに過ぎ、

 

再度無理やり打ち上げる。

 

 

 

すると、また絡まる。

 

もういいや、と思い全員に浮上のサインを出す。

 

上がってきた瞬間、皆爆笑。

 

ちゃんと練習しますね。

 

 

 

この日は、頼りないインストラクターについてきてくれて、

 

ありがとうございました。

 

皆浮力が上手でしたよ。

 

 

 

 

 

~後日談~

 

ササモトさん、

 

僕は約10日後神子元で無事フロート成功しましたよ。

 

 

 

 

 

ゆきや

食べたい・・・けど辛い。

 

 

 

令和元年6月22~23日(土・日) 大瀬崎 透視度5~7m 水温20.8℃

 

 

 

 

 

 

 

 

皆、MSDを目指すために、

 

必ず通らなければならない道、レスキューダイバーコース。

 

自分のことは、ほぼ全てのことは出来る。

 

このコースでは、相手のトラブルも対処しなくてはならない。

 

ここからは、レベルがグッと上がってくる。

 

疲れは、通常の2倍。

 

顔の日焼けは、通常の4倍。

 

ビールの旨さ、通常の8倍。いや、それ以上。

 

 

 

では、参りましょう。

 

 

 

さー、行きますよー。あれ、1人変な人が・・・。

 

では、スタート。やる気満々。

 

 

 

『フィン落としましたー。』

 

 

 

何もまだ始まっていないのに、

 

さっそくウサミちゃんがやらかす。

 

さすがです。

 

 

 

探しに行くと、フィンが落ちていたのは、岸のすぐ手前。

 

足が着くところ。

 

ウサミちゃんとは、こういう人。

 

 

 

引っ張れー!!

 

 

 

普段とは違い、水面を必死に人を引っ張りながら泳ぐ。

 

すると、次第にイチャイチャしだす、ユウキさんとトシさん。

 

どれだけ仲良しなんですか。

 

 

 

『おーい、生きていますか?』

 

『はっ、外れないっ。』『すいません、エア切れなんです。』はい、今助けてますよー。

 

 

 

人を担いだり、ひっぱったり、

 

普段は使わない筋肉を使い、クタクタになる。

 

ドライスーツの中は、激しい汗。

 

5人が暑さと闘いながら、励んでいる中、

 

1人、快適な人が。

 

ヨシハルさんだ。

 

 

 

『かいてきー!!』

 

 

 

初めて使う、

 

自分のウェットスーツに心地良さを感じながら、過ごす。

 

 

 

旨いけど、重くてつらい。

 

 

 

クタクタに疲れた後は、皆さんお待ちかね『いおり』のご飯。

 

ペコペコに空かせたお腹に、極上のご飯が染みる。

 

『パクパク、パクパク。』

 

どんどんご飯が進んでいく。

 

女性陣、マナミさん、ウサミちゃんも次々とたいらげる。

 

 

 

そんな中、一人様子が変な人が。

 

 

 

イトヤマさん『食べたいけど・・・。』

 

 

 

お昼に食べたカツカレー大盛が、まだ胃の中にあるそう。

 

手を進めようとするも、止まる。

 

『食べたいのに・・・、辛い。』

 

そっとキッチンペーパーに包み始める。

 

『後で食べます。』

 

 

 

オヤジに見つからないように、持っていき、

 

ゆっくり味わっていました。

 

 

 

しかし、翌日の朝食時に、

 

『兄ちゃん、パエリア残していたな。』

 

オヤジにしっかりバレてました。

 

 

 

無事、終了。

 

 

 

前日の筋肉痛を抱えながら、皆無事終了。

 

それぞれ上手くいかなかったことを、復習する。

 

意識ない人を浮上させる方法、担ぐ方法。

 

ヨシハルさん、僕は絶対忘れないですよ。

 

言葉では、言い表すことが出来ないです、あれは。

 

 

 

とりあえず、みんなお疲れさまでした。

 

そしておめでとうございます。

 

MSDまでもうひと踏ん張りです。

 

ユウキさん、トシさん、宿題とテストをやってください。

 

 

 

2日目の早朝、皆疲れ切っている

 

 

 

疲れ切っている後ろ姿、僕は忘れないですよ。

 

 

 

 

 

ゆきや

世代を超えて

 

 

 

令和元年6月17~18日(月・火) 田子 透視度:5~12m 水温:17.4℃~22℃

 

 

 

 

 

 

 

 

2日前に日本列島に訪れた低気圧の影響で発生したうねりは、

 

なかなかとれなかった。

 

それでも若干弱まってきたため、いざ外海へ。

 

『バシャン。バシャン。』

 

と、船を揺らすこと10分。

 

田子のメインポイント、沖の浮島根へ。

 

 

 

 

 

 

うねりに揺られながらも、深場へ向かう。

 

無数の魚の群れに囲まれながら、水深15mを通過。

 

すると、突然激流が。

 

すぐさまイッセイさん、ハシイちゃんに

 

壁を掴むようにサインを出す。

 

人生で初めて経験する流れ、焦りつつも興奮するハシイちゃん。

 

後ろで疲れているイッセイさん。

 

2人に壁を掴ませ、

 

流れに逆らいながら泳いで、楽しむ僕。

 

それぞれ違う感情を胸に抱えながら、海を楽しむ。

 

 

 

 

 

 

この日はAOWだけではない。

 

マサシさんが率いるOWのミツヒサさんも一緒。

 

 

 

沖縄で体験ダイビングをする予定だったのだが、

 

年齢が75歳ということで、ライセンスが必要と言われる。

 

何としてでも潜るため、OWを取りに来たミツヒサさん。

 

今までに体験したことのない世界に

 

少し戸惑いを感じながらも、熟していく。

 

 

 

未体験のスーツ

 

 

 

約20キロ近い重量を背に背負いながら、

 

1m、2mと前へ進んでいく。

 

 

 

手取り足取り。

 

 

 

 

 

楽しくなり、

 

ソロショットを撮らせるハシイちゃん。

 

 

 

うわあ、撮らせているよ。(笑)

 

 

 

その光景を撮影するイッセイさん。

 

こうやって撮られると恥ずかしいですね。

 

 

 

極寒の中、必死に計算。 コウイカ。美味しいそう。 超楽しい海。

 

 

中性浮力をマスターするために。 紫色の和菓子。 未知の世界。

 

 

 

ハシイという青年は、非常に不思議だ。

 

普段は泳いで、ニコニコ。

 

自分の器材を始めて使って、ニコニコ。

 

水面に上がってきて、ニコニコ。

 

どんなシチュエーションでもニコニコしている。

 

 

 

それなのに、ワインの話において全くの別人へと変化する。

 

物凄い形相で、僕の顔を見つめ、

 

ワインボトルの持ち方、味について力説してくる。

 

その時の形相は、恐らく子供だったら、泣いてしまうだろう。

 

それほど恐ろしかった。

 

 

 

まもなく、怖いスイッチ入ります。

 

 

 

何はともあれ、ハシイちゃんAOWおめでとう。

 

ミツヒサさんOWおめでとうございます。

 

気を付けて、沖縄に行ってきてください。

 

 

 

ハシイちゃん、ワインの次は

 

スズメダイについて勉強していきましょう。

 

 

 

 

 

ゆきや

 

平和な幕引き。

 

 

 

令和元年6月12日(水) 井田 透視度12m 水温21℃

 

 

 

 

 

逆立ち浮上

 

 

 

約半年ぶり、久々のダイビング。

 

なんやかんや来ることが出来ず、

 

気づいたら、この時期に。

 

ようやく潜ることのできるケイコさんは、

 

井田へやってきた。

 

そして、足から逆さまで浮上していった。

 

 

 

無類のヤクルトファン、ナミさん

 

 

 

この日は、楽天×ヤクルト。(野球の話)

 

楽天の先発は、僕の中学校時代の先輩クマケン。

 

対するヤクルトは、ナミさんが推している館山。

 

この両者。

 

どちらも負けるわけにはいかない。

 

海へ向かう途中も野球の話で持ち切りだ。

 

『館山は最近勝てていない。』

 

『クマケンは今年初1軍なんだから、勝利をください。』

 

などなど。

 

地上は、もうバチバチ。

 

 

 

流れに立ち向かいます。

 

 

 

約1年ぶりツルちゃん。

 

久々にも関わらず、ダイブマスターのような動き。

 

ケイコさんやナミさんをちょいちょいフォロー。

 

浮いていくケイコさんを捕まえ、下へ降ろす。

 

手前でひっくり返るナミさん。

 

遠くで眺めるぼく。

 

 

 

ひっくり返ったり、上にあっがたり忙しいね。

 

 

 

皆忙しそうだね。

 

 

 

それにしても、ケイコさん半年前よりだいぶ上手。

 

前はもっと中性浮力に苦戦していたはず。

 

なのに今回は流れに逆らいスイスイと泳いでいる。

 

まったく疲れずに。

 

 

 

『え、流れなんてありました?全然知らなかった。』

 

ただ単に一生懸命泳いでいただけみたい。

 

後ろで泳いでいたナミさんは、疲れ果てているというのに。

 

 

 

 

 

 

 

店から皆が帰っていくとき、再び野球の話に。

 

朝あんなに争っていた楽天×ヤクルトは

 

その時点で両先発とも4回でノックアウト。

 

お互いの願いが叶わず、

 

今日の争いは平和なまま幕を閉じた。

 

 

 

鮮やか田んぼとアジサイと紛れる人々

 

 

 

まあ、楽天は勝ちましたけどね。

 

 

 

 

 

ゆきや

自分の目を疑いなさい

 

 

 

令和元年5月13日(月) 井田 透視度8~12m 水温18.0℃

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、

 

イシムラさんがてっきりマンボウ好きだと思っていました。

 

でも、どうやら違かったみたいです。

 

 

 

この日はマンボウツアーだった。

 

イシムラさんが店に入ってきてすぐに、

 

 

 

『あれ?玉ちゃんだ!!じゃあ、今日大瀬じゃない所行こう。』

 

『あれ、マンボウ狙いたいんじゃないですか?』

 

『いや、私マンボウそんなに好きじゃないよ。

 

ミカちゃんが、そう思っているだけだよ。』

 

 

 

続いてアイちゃんが店に到着。

 

すると、イシムラさんが、

 

『マンボウって聞いてた?』

 

『マンボウって言われました。』

 

『マンボウ見たい?』

 

『どっちでもいいかなー。』

 

 

 

この一言により、この日はマンボウツアーではなくなりました。

 

イシムラさんが、カメラを新調したため、

 

のんびり写真練習ツアーに。

 

 

 

 

 

 

久々にカメラを買ったイシムラさん、

 

マクロやワイドモードをダイヤル1つ回すだけで、

 

変わることに大興奮。

 

水中で、常にカメラを持ち、どんな時でも撮る。

 

 

 

一方、アイちゃん。

 

なんだかんだ約3ケ月ぶりに潜るせいかなのか、

 

ちょっと緊張のご様子。

 

 

 

 

 

 

カメラの性能の良さに感動しながら、

 

撮影するイシムラさんと一緒に、

 

カエルアンコウを撮影していると、

 

何か聞こえてくる。

 

はっきりとは聞こえないが、

 

『あーでもない、こーでもない。

 

こっちからが良いかな。でも違うなー。』

 

などなど。なんせよくしゃべる。

 

まるで、カエルアンコウと会話しているみたい。

 

 

 

 

 

 

3人でこのカエルアンコウを囲んで、写真を撮っていると、

 

またイシムラさんが隣で、

 

『2匹いるみたいだね。』と話しかけてきた。

 

僕は何を言っているんだと思い、

 

『いやいや、1匹しかいないよ。』

 

と伝える。

 

それでも、イシムラさんは、

 

『いやいるよ。見えないの?』

 

と言ってくる。

 

僕はダメだこりゃと思い、

 

次の生き物を探しに行った。

 

 

 

 

 

 

 

上がって、すぐその話になり、

 

僕は衝撃的な事実を知ることとなった。

 

カエルアンコウのすぐ隣に同じサイズのハオコゼがいたのだ。

 

これを見逃しちゃうとは、僕の目は節穴だ。

 

 

イシムラさん、疑ってごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

イシムラさん、せっかくカメラ新調したんで、

 

極めましょうね。

 

アイちゃん、また間空いたら駄目よ。

 

 

 

僕へ。

 

まずは自分の目を疑いなさい。

 

 

 

 

 

ゆきや