何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。

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「ダイビング」カテゴリーアーカイブ

吸い過ぎNG

 

 

 

2019.8.1(木) 井田 透視度5~10m 水温25.8℃

 

 

 

 

 

水中では、空気を吸い過ぎちゃいけない。

 

浮上してしまうからだ。

 

『スーッ、ハーッ。スーッ、ハーッ。』

 

こんなリズム。

 

普段陸上でやる呼吸をすれば、大抵大丈夫。

 

 

 

どこをみてもスズメダイ

 

 

 

のはずなのに、なぜかおかしい。

 

ヤブさんが浮いていく。

 

しかも、スズメダイの群れが通るたびに。

 

プカーっと浮いていく。

 

浮いていっては、捕まえ、降ろし、

 

浮いていっては、捕まえ、降ろす。

 

この繰り返し。

 

 

 

ときたま、ダイブマスター講習中のアキヨシさんも

 

心配そうな目で眺めている。

 

自力でなんとか降りてくるものの、

 

数分後には徐々に徐々に浅くなっていく。

 

 

 

だーれだ?

 

よーく見るとアカオビハナダイが!!

 

伊豆だって魚はいる。

 

浅くたって関係ない。

 

 

 

浮いていく以外は、ほぼほぼ問題なし。

 

水底が30mある中での15mをキープして泳げる。

 

気持ちよーく気持ちよーく。

 

 

 

隣で浮いていくヤブさんを他所にミドリさんは、

 

スズメダイと戯れる。

 

楽しそう。

 

時折見せるマスオさんのようなポーズは、謎だけど。

 

 

 

何にビックリしてるの!?

 

 

 

帰店してから、ようやく浮く原因が発覚。

 

本人曰く、

 

『群れが通る度に興奮して呼吸が

スーッ、スーッ、スーッ、スーッ、スーッ、ハーッ。

ってなっちゃうみたいなんです。』

 

だそう。

 

どう考えても吸い過ぎ、そりゃあ浮いちゃうわ。

 

 

 

次の課題が見つかりましたね。

 

スズメダイの群れに慣れること。これです。

 

ミドリさんも付き合ってあげてくださいね。

 

 

 

どーこだ。

 

 

 

 

 

ゆきや

 

笑って下さい。

 

 

令和元年7月19日(金) 江之浦 透視度3~8m 水温22.6℃

 

 

 

 

 

早朝5時50分ごろ、僕は店のトイレへと入る。

 

いつものルーティン。

 

今日はどこへ行くか。どういう風にやるか考える。大事な時間。

 

 

 

すると店の電話機が鳴り響く。嫌な予感がっ。

 

『あるー日。森の中。クマさんに、出会った。・・・・・・』

 

こんなメロディーで。

 

すぐトイレを出て、受話器をとる。

 

『もしもし』っと出ると、『電車が動かない』との訃報が

 

 

 

どうすべきか考える。

 

待つか。迎えに行くか。今日はなしにするか。

 

幸いにも今日は2人のみ。

 

この日は今日出来なければ、次がいつ行けるか分からない。

 

2人とも同じ場所で電車を待っている。

 

それならば、特例だけど行こうと決意し、

 

調布駅へと車で向かう。

 

 

 

前職の車両でよく通った街並みに

 

なつかしさを感じながら向かっていく。

 

途中で前職時代の課長を見かけるなど、

 

数年前の思い出がフラシュバックする。

 

『こんな時もあったなー』っと1人で時の進みを感じ、

 

ようやく到着。

 

 

 

2人を乗せ、江の浦へ。

 

朝からいろいろあった2人は、

 

すでに疲れていて、車内でぐっすり。

 

僕は普段通らない道に緊張しながら、走っていく。

 

 

 

 

 

 

2日連続で講習をしている、ミドリさんとヤブさん。

 

前日やったセッティングは楽勝。

 

水中はどうでしょう。

 

 

 

マイケルジャクソンのマネ

 

 

 

水中でのバランスはなかなか難しい。

 

コンパスを使い、方向を確かめるも指そうとするたびに、

 

変なポーズに。

 

その姿はまさにダンサーのよう。

 

2日間やっただけは、完璧になれない、難しいスポーツ。

 

そう思ってもらえたんじゃないですか。

 

 

 

おしとやかな少女

 

 

 

生憎の透視度で、

 

お互いの位置を把握するのが困難。

 

お互いが付かず離れずの状態を繰り返しながら、泳ぐ。

 

水中で僕のしょうもないプレーに爆笑してくれる2人。

 

何に対しても笑ってくれるから、

 

僕は恥ずかしがらず、色んなことが出来ます。

 

ありがとう。

 

 

 

イシダイを手本に。

 

 

 

目の前を自由に泳いでいるイシダイに羨ましさを感じながら、

 

追いかける。

 

バーっと追いかけると、そのまま浮いていくヤブさん。

 

イシダイみたいに自由に動くのは、先は長いかも。

 

 

 

クロホシイシモチの群れ

 

 

 

何はともあれ、OW講習は無事終了。

 

おめでとうございます。

 

 

 

しょうもないボケも笑ってくれる僕の味方

 

 

 

これからも僕のしょうもないボケで笑って下さい。

 

 

 

 

 

ゆきや

使い物にならない

 

 

 

令和元年7月14日~15日(土・日) 田子 透視度12~20m 水温23.4℃

 

 

 

 

 

 

 

 

OW終え、2か月。

 

あっという間にAOWになったモギ―とタカちゃん。

 

その2人に追いつけ追い越せと、

 

やってきたのは、サンちゃん。

 

 

 

どうにかこうにかこの日にねじ込み、

 

深い海へと向かう。

 

 

 

本当の兄弟のよう

 

 

 

水中ナビゲーション。

 

本当の兄弟のように協力し合い、四角形を描いて進む2人、

 

サンちゃんとタカちゃん。

 

先に進む2人の背を追いかけるモギー。

 

見ていて微笑ましい。

 

 

 

何か見つけた!!

 

 

 

日中の明るさは微塵もなく、

 

見えるのは自分ライトの先のみのナイトダイビング。

 

 

 

ボートの音すら聞こえることのない世界。

 

目を閉じて、ただただリラックスしていると、

 

『すーっ、すーっ、すーっ・・・はーーーっ。

 

すーっ、すーっ、すーっ・・・はーーーっ。』

 

誰かの呼吸がおかしい。

 

誰だと思い回りをキョロキョロすると、

 

1人だけ泡の出る量が異常だ。

 

その犯人はカイト。

 

急いで全員のゲージを確認すると、

 

5人中4人は残圧が100。

 

カイトだけ20。

 

どういう吸い方をしたらそうなるのか不思議でしょうがない。

 

すぐさま僕のオクトパスを渡す。

 

 

 

スポットライトを浴びたカエルアンコウ

 

 

 

奇跡的に現れたカエルアンコウに皆大興奮。

 

生き物を見るのが大好きなモギーはひたすら見つめる。

 

見つめられ、困っているのかカエルアンコウは背びれを全開に。

 

それすらも可愛いのか

 

いつまでもいつまでもモギーは見続けていた。

 

 

 

いろんな生物を見た後は、安全停止。

 

パっと自分のゲージを見ると、

 

残り10に。

 

カイトはカイト自身の空気を使い切り、

 

僕の空気まで使い切った。

 

恐るべき12歳。どういう呼吸をしているのか。

 

 

 

 

 

 

1日3本潜り、マサシさんとスナオさんのOWチームと合流。

 

お腹を満たし、お風呂でサザエさんを歌い、

 

部屋飲みへと向かう。

 

この時点でAOWチームはクタクタ。

 

 

 

どんどんお酒が進み、気がついたら腕相撲の話に。

 

 

 

翌日僕の両腕は・・・。

 

 

 

酔っぱらった男たちは、

 

自らの強さを証明するため相手の腕を握りしめる。

 

皆年齢関係なく全員が笑顔になれる貴重なひと時。

 

 

 

代償がデカすぎるけど。

 

 

 

疲れたー。

 

 

 

好きなように潜り、ご飯を食べ、お酒を飲んで、寝る。

 

皆がただただ自分のやりたいことだけをやる。

 

本当に楽しい2日間。

 

3人ともAOW、おめでとう。

 

 

 

ここから1週間、僕の腕は使い物になりませんでした。

 

 

 

 

 

ゆきや

リゾートとの違い

 

 

 

令和元年7月8日(月) 井田 透視度15m 水温23℃

 

 

 

 

 

『イケメンは大抵性格がダメだね。顔に頼っちゃってる。』

 

と、言うのはミスズさん。

 

なかなか厳しいですね。

 

 

 

『ところで、僕の顔は何点ですか?』

 

『90点!』

 

『結構高い!!

 

ということは、性格アウトっていうことじゃないですか。』

 

『大丈夫、ちょうど良いから。

 

イケメン過ぎない。ファニーだから大丈夫。』

 

 

 

褒められてるんだか、貶されてるんだか分からないですね。

 

 

 

日本で再会。

 

 

 

この2人、知り合ったのは昨年の12月末。

 

場所はセブ。

 

お互い別々で訪れ、偶然入った飲食店で出くわす。

 

そして意気投合。

 

気づいたら、こんな関係に。

 

 

 

久々の再会に感動と興奮が冷めやらぬまま、

 

海の中へ。

 

 

 

意外と魚いる。

 

 

 

今まで潜ってきたのはリゾート地ばかりで、

 

伊豆は初めて。

 

 

 

『結構魚いるんですね。』

 

 

 

伊豆の魚の多さにびっくりしてくれたみたい。

 

作戦通りですね。

 

聞くとこによると、

 

ミスズさんは講習の時あんまり透明度が良くなったらしい。

 

この日の井田が良かったことに感謝。

 

 

 

伊豆だって魚はいっぱいいる。

 

 

 

普段のツアーと違い、今日は初心者ツアー。

 

あまり生物を探さず、ゆっくり、ゆったり泳ぐ。

 

たまにはこういうまったりダイビングも良いでしょ、ユカさん。

 

 

 

ミスズさんは約半年ぶりのダイビング。

 

普段はあまり意識しない中性浮力をやり、

 

より快適なダイビングを目指す。

 

 

 

クマノミだっている。

 

 

ルージュミノウミウシ

 

 

 

潜った後は、美味しいビールと食事を堪能し、

 

最後はお風呂で〆る。

 

伊豆ならではの楽しみ方。

 

 

 

リゾート地ではなかなか体験出来ないまったり感。

 

この安心感、幸せですよね。

 

 

 

 

 

 

リゾートも良いけど、伊豆も良い。

 

そう思えたなら、良かった。

 

そんな一日。

 

 

 

 

 

ゆきや

珍事件

 

 

 

令和元年6月24日(月) 田子 透視度8m 水温21.6℃

 

 

 

 

 

『北川でカメが見たい。』

 

そう悩みを告げるのは、ハルカさん。

 

毎度毎度、『カメを見たいリクエスト』で予約するも、

 

1度も見れず。

 

 

 

そして、今回も見れず。

 

北川に行くことさえ叶わず。

 

ごめんなさい。

 

今年中に見れるように、願いましょう。

 

 

 

カメ・・・ではなく、ムラサキウミコチョウ

 

 

 

生憎の北東風により、北川は早々に断念。

 

代わりに向かったのは、ササモトさん希望の田子。

 

 

 

カメはいなくとも、

 

沖の浮島根で僕たちを待ち構えていたのは、

 

大量のキンギョハナダイ。

 

四方八方を囲まれながら泳ぐ沖の浮島根は

 

時間が過ぎるのを忘れさせてくれる。

 

 

 

ただ、たまー現実に引き戻していくのは、

 

強烈な流れ。

 

岩壁にしがみつかないとどこかに飛ばされてしまうような流れが

 

時折僕たちを襲ってくる。

 

 

 

そのせいなのか、

 

しっかり空気を使わせていただきました。

 

 

 

クチナシイロウミウシ オルトマンワラエビ アカホシカクレエビ

 

 

 

この日は、ある珍事件が。

 

2本目みんなで向かったのは、季節限定ポイント田子島。

 

今年はまだオープンしただけあって、

 

生物はまだまだ未知数。

 

カイカムリ、カエルアンコウやウミウシ。

 

各々が真剣に探す。

 

 

すると、次第に窒素が体に蓄積されていく。

 

しょうがないから、

 

ゆっくりゆっくり浅くしていき、さらに探す。

 

でも全然いない。悲しい。

 

敗北感を感じながら、

 

安全停止ラインの5mへゆっくり向かっていく。

 

 

 

田子島はフロートをあげなければならない。

 

もちろん、あげるのは僕、たまて。

 

気合を込めて、空気を送り込む。

 

 

 

もちゃもちゃしてます。

 

 

 

『あれ?』

 

紐が絡まった。あがらない。

 

仕方がないので、一つ一つ紐をほどいていく。

 

 

 

刻々と時間が過ぎる。

 

1分。2分。3分。4分。5分。

 

安全停止の時間は、とっくに過ぎ、

 

再度無理やり打ち上げる。

 

 

 

すると、また絡まる。

 

もういいや、と思い全員に浮上のサインを出す。

 

上がってきた瞬間、皆爆笑。

 

ちゃんと練習しますね。

 

 

 

この日は、頼りないインストラクターについてきてくれて、

 

ありがとうございました。

 

皆浮力が上手でしたよ。

 

 

 

 

 

~後日談~

 

ササモトさん、

 

僕は約10日後神子元で無事フロート成功しましたよ。

 

 

 

 

 

ゆきや