2019/2/9-11・田子-雲見-井田 透明度13-25m! 水温16-17℃
3連休に伊豆を巡ろう、という趣向のダイビングツアーを
シオツキさんよりリクエスト頂いた。
わりかし手練れの方達がそこに加わって、僕を含めた6人は自由が丘を出発。
雪予報の東名高速は案の定、三連休の初日とは思えない車の少なさである。
同じ海へと向かうAOWチームのミカの操るハイエースを
ルームミラーの視界に収めながら、
クルーズコントロールで一定の車速のセレナは滑るように伊豆半島へと吸い込まれていく・・・。
今回の旅では僕もマクロ写真を楽しもうと、こっそりと胸に秘めていた。
かれこれ10年前に発売された「名機」と謳われたオリンパスXZ-1を引っ張り出してきて、
コンデジでどこまで綺麗に撮れるかを共に高め合ったあの頃を思い出す。
胸の高鳴りを覚える僕とは裏腹に、静かにセレナは、
西伊豆の田子の海にあっさりと到着した。
40cmはあるのではなかろうか・・・。
ソウシカエルアンコウのド迫力と、
アオウミガメのサプライズで始まった田子の海は、
3本のダイビング中に、対象物の小型化がどんどんとすすみ、
気がつけば1mm程のウミウシに没頭する冬ならではのダイビング
スタイルに落ち着いている・・・(笑)
僕がこしらえた水中老眼鏡システムを搭載し、
シオツキさんは、「やっと僕のダイビングがはじまりました」とマクロ開眼宣言。
自作の老眼鏡、喜んでもらえた歓びが重なった。
2日目の雲見は25mの透明度。
マクロに照準を絞っていたのでワイド写真撮れず・・・・・・。
砂漠のように波打つ砂の海底をどこまでも見渡しながらフワフワと沈んでいく。
360℃の透き通った真っ青な水に全ての喧騒を忘れ魅入られる。
そして・・・ここにも生物たちが熱い・・・。
驚きはバイオレットボクサーシュリンプのペア。
せっちゃんのミラーレス一眼で粘り撮ったこの写真からは伊豆は伝わってこない。
沖縄などの熱帯の生き物がここ伊豆で、そしてこの季節にっ、
居た・・・。
その他にもクマドリカエルアンコウの白バージョンに黒バージョン。
イソギンチャクにはあちらこちらにアカホシカクレエビ。
ここは、マクロ開眼のシオツキさんの写真で。
3日目の朝はゆっくりと起床して、井田で1本だけ潜るという計画。
その1本にオオモンカエルアンコウ・イロカエルアンコウ・シリウスベニハゼ
・アカスジカクレエビを詰め込んで、井田の海中を激しく移動した。
初日の夜、源泉かけ流しの旅館でしこたま飲んで熱く語っていっぱい怒られて・・・。
2日目の修善寺の夜は温泉に美食に、お酒はどんどん体に吸い込まれて、あっという間に一升瓶が空になった・・・。
井田の帰り道、満開になった菜の花畑に寄り道して、
ナツコをモデルにしたり、僕がモデルになったり。
ポケットに手を入れてガラが悪そうなナツコは不合格。
頭に包帯巻いてるとか揶揄されながらも、爽やか40歳の僕のが合格。
最後に花が似合わないおじ様2人を交えてみんなでパシャリ。
こののち、2泊3日の伊豆の遊牧生活は、
小田原のイタリアンレストランでの暴飲暴食へと続き、
壮絶なフィナーレを迎える・・・。
ゲプゥ・・・。
もう食えませぬ。
まさ