2016/10/22・雲見 透明度8-12m 水温25℃
深く癒される普段の青のグラデーションもないっ。
迷宮みたいな入り組んだ細い洞窟を進むワクワクもないっ。
岩と岩のすき間からそそぐ心奪う天然のスポットライトもないっ。
ウネリが強いこの日の雲見は人を寄せ付けないオーラを身に纏い、
ごうごうと乱流を導き、我々の装備を一蹴する。
戦に見立てたブリーフィングを開始する。
「全軍をもって雲見の牛着き岩に進軍す。しかしながらこの一人ずつしか
通れないような細い道(水路)は敵(ウネリ)の屈強な将軍(乱流)達が
待ち伏せしているかもしれないので近寄らない事。
もしも万が一にもわが軍が壊滅、潰走するようなことがあれば
各々で無事帰還を第一優先されたし。」的な。
初戦は勝利。
写真のテングダイやドチザメ、-24アーチや縦穴など雲見の主要ポイントを攻略。
ゆとりをもって凱旋。
次戦も開戦当初は巨大なクエから、華麗なエビの仲間たち、サンゴに潜む幼魚達を次々と攻略していったが、
そこで流れ(潮流)がかわり、引き上げの開始が遅れ(浮上ポイントを失い)
敵陣の奥深く迄深追いする形になり、全滅の憂き目に・・・。
なんとか体勢を立て直し全員で無事戻ったが、この日の記憶は
美味しかったさくら食堂の「あじまご茶」と、
ゴッシーが買ったメレンゲのお菓子の異常な甘さぐらいなものである・・・。
私自身も自軍の齋藤龍少将に2丁の拳銃(水中ライト)を用意してもらっていたのだが、
その2丁ともに弾が装填(充電)されておらず、暗い戦局に苦戦を余儀なくされたのである・・・。
海の怖さも知った戦友たちと。(笑)
もう一度鍛え直す価値もあるよね。
更に海を謳歌するためにっ。
ナイスダイブっ。!!
まさ