2019/4/10・田子 透明度15m 水温16℃
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寄り添うコガネミノウミウシのペア。
久しぶりにケンさん、ミナさんとご一緒する。
そこにミカとオタマが休日につき、便乗してくる。
そろそろ300本に迫ろうかというお2人だが、
日帰りでの、伊豆の海にしか潜ったことがない。
万全とはいえない身体で、お互いに支え合って、
1つも悲観することなく愉快にいつも海に来てくれる。
愉快どころか、僕らに毒づきさえしながら来てくれる。
そんなおふたりのリクエストにお応えすることは、
我々にとって使命であり、意気に感ずるところでもあるが・・・
最近のリクエスト、ちょっっと深度が深すぎるのだ・・・。
天真爛漫に「シロオビハナダイが見たい。絶対見たい」
と、言うけれど、
ご存知? 彼らの生息深度。
熱気を帯びるミナさんに、たまーに冷水掛けたくなります。
自分。
「でも少しだけですよ。本当にちょっとだけですからね」
なんて言いながら、現地スタッフに聞いた中で一番浅い
目撃情報のあったところまで、おふたりをお連れしてしまう。
2人の共同作業はいつも強烈です。
鉄の意志で対峙していても、
あっさりとこじ開けられちゃうんですから・・・。
いいですもうわかりましたから。
お供させて頂きます。
(※)シロオビハナダイには会えませんでしたけど。
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
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西伊豆でのダイビングを終え、お昼ご飯に我々が選んだのは
松崎町の日本料理屋さん。
ミナさんの特注したホウボウの塩焼きが完璧で、
僕とケンさん頼んだ海鮮丼も刺身があまくておいしいっ。
ミカなんて「大盛で・・・」と恥ずかしそうに小さな声で
付け加えてたもんね。
女子だもんな。一応な。
オタマなんて、スタミナ豚丼という唯一のブルーカラー系
メニュー見つけて、海鮮丼と一緒にほおばってたよね。
男の子だもんな。頭使ってなくても腹は減るよな。
結婚30年を迎えるケンミナさんの、
出会いの頃の話も最っ高に面白かった。
すぐその後の展開を聞きたがるおタマには無常の
ランチの閉店時間がきてしまい・・・
でも僕ら覚えてます。
話が途切れてるところは、焼酎がまわってきたミナさんが、
「ケンさんはむかし酷かったのよ」といって、
本気でケンさんが飲みたくもないお茶に手を伸ばしたり、
「まぁそれは良いじゃないか」みたいな苦笑いをして、
急に落ち着きを失ったところ。
この話の続き、第2部を僕は楽しみにしています。
おふたりの300本記念の暁に、
お聞かせいただければと、存じます。
ご覚悟を。ケンさん。
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まさ