2022.3.5‐6 赤沢 透視度8‐15m 水温15℃
この日のツアーが組まれた時(約ふた月前)、
2日間東伊豆の赤沢に泊まり込み、珍しい生物たちを撮りまくる。
その予定だった。
結果としては、2日で5本潜れた。
私たちは、1本1本狙いの生物を定め、潜りに向かった。
みんなで目を凝らした。
何千匹といるハナダイの中から間違い探しを探すかのように。
写真だけを見れば、
さぞ2日間楽しんだのだろう。そう思うでしょう。
でも違う。
私たちは不完全燃焼なのだ。
なぜか・・・?
それは初日・・・、
午前中しか潜れてないからだ。
朝の段階では船を出せる。
そう判断されていた。
だが、時間が過ぎるうちに風がどんどん強くなってくる。
風速は8m。
午後には風速10mを超えるそうだ。
船長からは安全を考慮し、
午前でダイビングは終了した方がいい。と言われた。
仕方ないのは分かってる。
潜れない悲しさと、午後が暇になった手持ち無沙汰感が残った。
だから、私たちは跳んだ。
誰よりも長く飛び続けた。
子供が疲れてやめても、私たちは跳んだ。
そして私たちは、
次完全燃焼できることを願った。
ゆきや