2022/7/10・田子 透明度6-10 水温22-24℃
海からの暖かい空気が冷されて、
雲になって纏わりついちゃって、
富士山もさぞ鬱陶しい事でしょ。
でも、
僕たちはこの光景に夏を感じます。
はるか高い山頂と、
海の底はまだ冷涼で
春の生き物たちが蠢いているこの季節。
んが、
ぼくらの過ごす平地は紛れもなく真夏の様相を呈し、
容赦ない紫外線が肌にじりじり食い込んでくるのです。
ガリガリ君だねぇ。
アイスコーヒーだねぇ。
コーラだねぇ。
ビールだねぇ。
帰り道のコンビニで、
それぞれ夏満喫グッズを手に入れて
見晴らしの利く夏の風景に足を止めて。
こののち空調MAXの車内はあっという間に、
穏やかな寝息のるつぼになるのです。
まさまさしみか、3チーム。
田子の海にザブンと飛び込んで。
※すべての写真はクリックで拡大、名称もご覧になれます。
涼やかな海底に降りていくと、
そこではもう笑いと興奮が止むことがありません。
蠢く生きものたち、とりわけウミウシたちは
そのすべての種が3㎝以下で、時に2㎜程。
カメラを構えて海底を練り歩き、
この日だけで写真にのっかってない下記も足すと40種以上。
アオ・シロ・サラサ・ミツイラメリ・ウスイロ・コモン・
コイボ・キイロイボ・フリエリイボ・ヒロ・シロイバラ・
オトメ・ハナオトメ・サマジマオトメ・アワシマオトメ・
コノハミドリガイ・スイートジェリー・ハナミドリガイ・
イガグリ・ニセイガグリ・コトヒメ・シラユキなどなど。
ぜんぶ小さいからね、
全部ウミウシに見えてきてね・・・
はい、生命を感じません。
これなんです?みちるさん。
はい、全部触覚みたいで気持ち悪い。
これなんです?みちるさん。
良いんです良いんです。
あとからウミウシだった場合のこと考えたら
撮っときましょう、押しときましょうっ。(笑)
昼間の2本のダイビングで、
ウミウシの図鑑ができちゃった。
没頭する僕らの頭上には、
おびただしい魚たちが
どこか悲し気に群れていた・・・。
まさ