2018/7/1・田子 透明度10-15m 水温23-26℃
その魚影の濃さだけじゃない。
透き通った海に、切り立った断崖がそびえ、
壮大な地形の端っこに、小さくダイバーが浮かんでる。
その絶壁には、ぎっしりと彩り鮮やかなソフトコーラルが根ざし、
さらに目を凝らしてみてみると・・・
時計の長身のように一見止まっているように見えるが、
「ジ、ジジジー、ジ、ジ」と蠢いているウミウシたちが
たくさん行き交っている。
田子の海とは、
多様な趣向に明るく応えてくれる、奥深い海なのだ。
この日の田子も素晴らしかった・・・。
おそらくセンテンイロウミウシの幼体・・・なのだろうか?
美しくも可愛い、今日一番のボルテージはこの子から生まれた。
舐めてはいけない・・・キャラメルウミウシ。
このふっくらとしたフォルムにこの色っ。
「茶色いものは旨い」という格言?を何かで読んだことがあるが、
美味しい被写体として(だけ)この日は楽しませて頂いた。
白のグラデーションに薄いレモンの縁取、優雅さを曲線で表現。
きっと有名なデザイナーの作品に違いない。
作品名:シロタエイロウミウシ
この日、最もフラッシュを浴びた一人だ。
そして、もう一人、脚光を浴びたインストラクター。
どうやら、もともと空気の少ないタンクを引き受けたらしく、
被写体に夢中になっているダイバーを見つけては、
そのオクトパスから空気を少しだけ吸いあげて回っている。
そうしてまんべんなくみんなの空気を吸って、
みんな空気の残量を一定にするという作戦だ。
田子に現れた魔物。
貴方も充分に気をつけよう。
そして今日の珍記録。
あき
あきこ
あけも
あや
今日参加の女の子たち。
あなたはもうお気づきだろうか・・・。
恐るべし、田子。
田子とはそういう海なのだ。
まさ