2020.11.4 伊東 透視度8~12m 水温22.3℃
伊東の船着き場を出て、15分。
ダイビングポイント『白根南』に到着した。
水面が少々バシャついているが、流れはない。
ただ潮の色はあまりよくない。みどり色だ。
呼吸を整え、水中へと入っていく。
入ると、潮の色なんて関係なかった。
潜り、根の頭に到着した途端、
頭上を往復し続けるキビナゴ群れ。
キラキラ、キラキラと体を光らせながら、
縦横無尽に泳いでいる。
キビナゴの川の向こうに行ってみる。
ただ、一向に対岸にたどり着かない。
進めど進めども、現れるキビナゴに、
どれだけ頭を振らされたことか。
美味しそうな体をしたイナダに追いかけられ、
さぞ疲れただろう。
一体何匹が胃袋に消えていったのか。
ただ言えるのは、時間が経てども、
キビナゴの数は減ったようには感じない。
今日の伊東は、正解だ。
2本目も、『白根南』に行くのに迷いはなかった。
1本目に行っていることもあり、船の上は慣れたもん。
目を閉じ、揺られながら、到着を待つ。
ただ、ここからが違った。
激しい流れだ。いわゆる激流。
脚力ではなく、腕力で進んでいく。
根に到着した時、すでにショウコちゃんは疲れていた。
うん、お疲れ様です。
相当焦ったでしょうね。
うーん、やっぱり不正解か・・・?
一方、ツルタさんは焦ってない。
流石なもんだ。
ただ、別のことで焦っていた。
ディープ講習で、水中でペットボトルに空気を入れてみる。
間違っても離さないように、注意する。
もし離してしまえば、水面までロケットのように打ちあがる。
ペットボトルをパンパンにし、
ちょっと手を離し、すぐキャッチ。
これがなんとも言えない。
楽しいのか、ツルタさんは何度もやっている(笑)
ただ、一瞬掴み損ねた。物凄く焦っていた。
その瞬間の動きと言えば、それはもう笑えて笑えて。
結果として、正解だったかもしれない。
流れはともかく、群れは最高だ。
そんなテンションが上がっている僕に、
ジャンケンを持ち掛けてくる他のお店の人。
・・・僕は負けた。
そして、何故か飲み物を全員分交わされた。
やっぱり、不正解だったかな??
ゆきや