2023/10/21-23・神津島 透明度20-35m! 水温26℃
銭洲を知ってるかいっ?
伊豆半島南端からさらに南に太平洋上70km!
大海原にいくつかのゴツゴツ頭だけ並べてる
波がそこだけ砕けて海面が白くなっている
黒潮ど真ん中、流れが無いなんてことがない
神津島から2時間、伊豆の南端からは5時間
そこが秘境「銭洲」
ダイビング歴25年のぼくですら
噂に聞く程度のダイビングポイント
今夏オシオツキーさんにリクエストをもらって
初めて踏み入れた神津島
すごく気に入った
それだけで満足だったのに
ここから「銭洲が近い」ということを
知ってしまった・・・
その時のメンバーを中心に
再度企画を練った今回の旅
の、おはなし。
しっかしゼニスは遠い・・・
海路は甘くない・・・
なんと、出発の朝5:00
神津島行きの船の欠航の報せ・・・
一日を棒に振る
人事を尽くして天命を待つ
そんな心境でその日の昼
自由が丘のイタリアンに希望者集まって
お清めの酒をたらふく飲むしかなかった
2枚目の竹芝桟橋はあくる朝
待望の出航風景
一日遅れの 神津島上陸を果たした我々は
(神津島までの)高速船下船から10分後には
銭洲への航路、チャーターした漁船上にあった・・・
1日 待った
ゼニスで潜れるのはこの One Chance
ゼニスまでの道が潰えなかった喜び
揺れる船上に、強い期待と
酔いと戦う強い気持ちが表情に滲む
さぁっ結論タイム
やーーーーばいかったーっ。
銭洲の海面は
魚の群れ直通の入り口みたいになっていて
飛び込んだ瞬間みーんなパニック・・・
中性浮力取れないうちにカメラを構える者・・・
GoProの自撮り棒を慌てて伸ばす者・・・
360℃魚の群れに回転しながら沈降していく者・・・
後手になった耳抜きに立ち泳ぎになる者・・・
群れを追っかけてそのまま吹き上がっていく者・・・
これがほんとに200本~1300本の経験を持つ
選ばれし精鋭達なのか
ちょーヘタクソ 笑
みんな落ち着け―っ、いっかい集まろーっ
何とか統率しようと思ったボクに
なんか見たことないハギの大群と
ツムブリの大群とがまとまって
こっちにグワー向かって来て
「だぁ~っ、カメラ点いてないと思って
電源ボタン押したら消えたぞ逆にっ!」
「ワイコンのレンズプロテクターが外れんっ
ごそごそアワアワ・・・だ~っ遅かったーっ」
ぼくもヘタクソ
パニックっぷり
伝わります・・・?
エントリー直後から
大興奮と大混乱のるつぼと化した我々の写真に
銭洲を伝えるもの無し・・・笑
1.2mのヒラマサに
1mのバラクーダ2本
ばかでっかいアオウミガメ
証拠写真のみ・・・
若しくはそれすら無く・・・(笑)
伝わります?
一日遅れたことで(時間的に)
この旅で許された銭洲ダイブは1本だけ
瞼に焼き付いてる
あの魚の数・・・
もっと潜りたい
来年もまた絶対に来よ
銭洲が遠ざかる
航跡に消える銭洲を見ている
心地いい疲れの皆の顔が
真っ赤に照らされている
あくるあさ
また僕たちはすぐ海に出る
東京行きの船が出る前に
出来るだけ沢山潜りたい
本当はね
神津島周りの海だけで十分なんだ
1泊2日
ほんとは2泊・・・
星空特区の夜は皆で流れ星を眺めたり
オリオン座流星群だっけな?
高速船
チャーター漁船
島周りダイビング船
高速船
4隻を目まぐるしく乗り換えて
今回はこれにて東京に戻ります
現地ガイドして頂いたシンさん曰く
8月の銭洲が良いらしい
そのことばに
キラーン輝く皆のまなこ
台風のリスクを突ん裂いて
おそらく我々は
また狙うでしょう
銭洲を知ってしまった
神津島ツアーを。
まさ