2023/9/29-10/2・屋久島 透明度20-30m! 水温27℃
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16:30
この日のラストダイブ
船へと戻る
この瞬間が好きだ
西日を浴びる船を遮蔽物に
皆のシルエットを撮るのは
毎年ここに来る密かな楽しみのひとつ
日本各地の同じ時間を潜っても、
同じ気持ちになったことがない。
この藍の世界に
黒光りするようなグリーンが混じるのが独特なのか・・・
詳細はわからないが・・・
ぼくの両肉眼はこの景色に強く惹きつけられている。
毎朝
森の中にあるコテージから這い出して、
AM8:00過ぎ、1BOXカーで小さな漁港に移動する。
そこに小さなダイビング専用船が係留されていて、
オーナー兼、ダイビングガイド兼、水中写真家の
イタル氏が全く飾らぬ笑顔で、
ひょろ長い体にくっついたひょろ長い右手を高々と上げて出迎えてくれる。
計画・・・と言うにはあまりにもゆるーい
イタル氏イチオシの生き物たちの小話やら
海中のイメージのブリーフィングを受けたのち
文字通り海に浸かりっぱなしのいち日が始まる。
冒頭の写真
そのいち日がもう終わろうとしている・・・
無慈悲な夕暮れが醸す
絶妙な景色なのかもしれない(笑)
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ほぼ毎年のリピーターの面々で早速、
屋久島の海にその顔をつけてみよう
毎日、屋久島の隅々まで潜っている
イタル氏が泳ぐコースに沿って
泉のようにかわいらしい生物が湧きでてくる。
ゆったりと泳ぐイタル氏とは対照的に
生物の紹介を受けたみんなは忙しそーっ(笑)
慣れない外部ストロボに首かしげながら・・・
撮影ポジションに苦慮しながら・・・
動く被写体にピントをかわされながら・・・
夢中の力作拝借し、ほんの一部だけ
みんなの忙しさを想像しながら
ご覧いただきたい(笑)
※写真をclickすると生物の名前出てきたりこなかったりします
サンゴ サカナ カメ イカ タコ
カニ ウニ ウミウシ ナマコ
ヒトデ エビ 貝 クラゲ
どんな種類でも
ここには沢山いるね
ひょろ長い手が動くとみんなそこに集まって
会話が出来ない海の中でも
毎年ここにきていれば
なんとなーく伝わるものがあるね。
アサミ(敬称略)が見つけたあのハナゴンベ
小ささといい、いる場所といい、
自分の紹介したハナゴンベの上をいかれた
イタル氏の、あの悔しそうな顔も、
多分皆覚えてる(笑)
そしてまた森に帰る
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せっちゃん、あの魚の名前分かりました?
ボクなりの仮説ですが
ホソスジナミダテンジクダイではないでしょうか??
あの時の以心伝心もものすごいスムーズで
もうせっちゃんとは
会話要らないんじゃないかって思ってます
毎年ここにきて
忙しくも癒されて
また来年ねーっ
皆で最終日の夜
来年のイタル氏の身柄の確保
皆の予定すり合わせ
また僕たちは
ここで集まるでしょう
今年ここに居るはずだった・・・
もうここに来ることはできない仲間に捧ぐ
やくしまの思い出
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また来年っ。
屋久島の磁力に
今もすでに
惹き寄せられ近づいている気がしている。
まさ
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