2016/11/8-11・西表島 透明度25m 水温27℃
AM6:40。寒気立ち込めた薄暗い空に昇っていく。
羽田から石垣空港までは3時間半のフライトだ。
もう百回位飛行機に乗っているのに、まだ離陸は少し緊張する。
最悪の事態が起きた時にどうしようか少し考えてしまう。
このまま座席にシートベルトでくくり付けられているより頭上の
荷物を収納するスペースに隠れた方が安全なんじゃないかという
仮定を立ててあらゆる衝突を想定し頭の中でシュミネーションしてみる。
そしてその結果・・・が出る前にはだいたいは気を失い、
機体が安定する高度約10,000mに達する頃にはぐっすりと寝息
を立てている・・・というのがいつもの僕のフライティングスケジュール。
この日の3時間半はいつもより早く経過したみたいであっという間
に石垣空港へと着陸、まずは一安心。
29℃の亜熱帯の暖気と、
酔っ払いみたいなタクシー運転手の陽気。
白い海底に反射したエメラルドグリーンの太陽光と、
両拳を突き上げる金ピカの具志堅用高。(元ライトフライ級世界チャンピオン像)
道端には青々と茂る草をはむ牛達が出迎えてくれて、
なぜかよだれがジワリしみ出てくる。
ので、
少し散歩し体を南国モードに適応させつつ、ランチにその石垣牛を求める。
A5ランクのステーキを召し上がり(うますぎて写真撮り忘れました・・・。)、
最高級の腹ごしらえを済ませたら、
石垣島から50分の船旅を経て日本のジャングル西表島へと出発です。
西表島ツアーのはじまりはじまりー。
蛇行した川のほとりにはすぐさま鬱蒼としたジャングルが始まり、
マングローブの群生や奇怪な形をした植物が密集している。
超絶滅危惧種のイリオモテヤマネコやセマルハコガメ、
カンムリワシなどがここでは何の不安もなく生活している。
ここは必要なものは何でもあるのだ。
他で失われたものがまだたくさんあるのだ。
豊かな自然に触れて、
豊かな気持ちになれるのは忘れかけていた本能がそうさせるのかもしれない。
そして今回のメンバー。
「カンムリワシ」のことは「カンムリイワシ」
「イリオモテヤマネコ」のことは「ウミネコ」
「海ブドウ」のことは「なんとかブドウ」言う。
西表島の大自然もかすれる猛者ぞろい。
ディナーで訪れたすべてのレストランでその消費の凄さを驚かれ、喜ばれ・・・。(笑)
一緒の船に乗り合わせたクルーたちからも
「何のお仲間なんですか?楽しそうですねぇ」と注目集め何事も優先してもらい・・・(笑)
北風が強く、僕も潜ったことないようなエリアでのダイビングを余儀なくされても、
「だれも潜ったことないポイントで潜れてこれは自慢できる」と
超絶前向き。救われる・・・。
集合写真撮ったら全員きれいに海底から10cmくらい浮いてるミラクルとか、、、
本当に面白かった。
ひとえに、ありがとうございました。
船に乗り合わせた他のダイビングショップの皆さま、
ヒーリップルのトシ、
レストランのシェフ、
民宿のスタッフの方達、
本当にありがとうございましたーっ。
まさ