2016/3/5-9・パラオ 透明度25m 水温28℃
深夜といえど到着したパラオの空気はしっとりとあったかい。
狭そうにブースに納まる大柄な入国審査官は相変わらずのやる気のなさを全面に醸し、
僕の体も「戦国信長モード」から「南国気長モード」へとシフトする。
翌朝、気温29℃天気快晴。
早速水着に着替えて世界遺産の海に飛び込む。
突然目の前に壁をつくるギンガメアジとバラクーダの群れ、
悠然と目前をよこぎるサメ、カメ、マンタ、マグロ、ナポレオン、
見渡す限り青色に光ってる28℃のぬるま湯の中を、
流れに身体ゆだねてサンゴひしめく景色を滑空する。
筋肉はいよいよ緩慢になり、神経も一本、また一本とゆるんでいく。
燦々と光浴びて、青く輝く海水でほてりを潤す。
ひたすらにこれ繰り返す。
あたらしくOPENした海辺のレストランのテラスが心地よかった。
解放されたスタジアムのベンチで絶品のハンバーガーをほうばった。
買い物に疲れてコーヒフロート飲んで、エステに行ったり、サウナで汗ながしたり、
プライベートビーチのウェイティングバーで、夕日が沈むのを眺めたり、
PPRのビュッフェは美味しすぎてコロナがすすみ、ウィスキーまで頂いて、
酔い覚ましにビーチ椅子に横になって満天の星空を音もなく見上げ続けた。
最終日にぼくが提案したサンセットクルーズ以外はパーフェクト。
画一的な盛り上がりを要求される全員参加型のショーは苦手なんです・・・。
写真は結局使わなかったけど、史上最大級の「歯海苔」をくっつけて
がははーっと笑ってたシュウレイさん。
卒業旅行の女子大生達に「陽気なおじさんだ」って一言で形容されるカズさん。
トイレの時は片足だけウェットスーツを脱げばいいの?と真顔で聞いてくるTK子。
生い茂る緑に咲き誇るハイビスカスよりも朗らかに、
どこまでも見渡せる綺麗な海よりもよどみなく、
あったかい南の空よりも高らかに笑い合えた4日間は、
紛れもなく個人の個性が強烈に絡み合った結果であり、
しょーじきパラオじゃなかったとしても充分に楽しめたであろうと推測できるのです。
僕はまた行きたいと思っていると、容易に推測して欲しいのです。
まさ