7月24日(日) 井田 水温16~23度 透明度10~15m
この時期になるとどうしてもみたいものがある。
それはマンボウでもなく、ハンマーでもなく、
クロホシイシモチの産卵の瞬間。
メスが卵を産んだそばからオスが卵を口にくわえる。
その瞬間をどうしても見てみたい。
そして最近の傾向はお昼頃に活発になるらしい。
ということは2本目がちょうどいい。
みんなに熱く語り、2本目はそれにすべてを賭けることを了承を得たので、
1本目はネタというネタをすべて見尽くしておこう作戦。
今アツい井田の砂地を徹底的に攻めて、
カエルにテングに、過去最小サイズのコブダイの幼魚に、
全然逃げなかったソラスズメの赤ちゃんなどなど。
じっくり攻めて2本目へ時間調整。
朝思わず買ってしまった蒙古タンメン中本のカップラーメンで、
体力回復したらいよいよ産卵狙い!!
現地スタッフから聞いた、生みそうな個体が多い場所に着いたら、
各々これだ!というペアを決めて停止。
オスが口を開け閉めして準備運動をしだしたり、
お腹がパンパンになってるメスが
体を「く」の字に曲げてオスの周りをいきみながら回ったり。
おおっ!!来るか!?
・・・産まない・・・。
を繰り返すこと10数回。
40分が経ち、みんなにそっと浮上サインをかけたのでした。
なにも紹介できなかった40分。
背筋が凍る思いで水面に上がってきましたが、
意外とみんな笑顔でエキジット。
特に堀さんが「いやーあれはオスとメスの物語があっていいですねぇ。見たかったなぁ」と。
一番お気に召してもらえたみたいでなによりです(笑)
いや、待てよ。
潜った後にこの寿司が待ってたから笑っていたのか・・・?
うん、そうに違いない。
りゅう