2017/3/18-22・パラオ共和国 水温26℃ 透明度1~30m
朝
ふかふかのベットから這い起きる。
ベランダへのブラインドをシャーっとあげるとヤシの木越しの海が目前に広がる。
遠くに浮かんでる入道雲に、今日の晴れの天気を確信すると
こんなに気持ちのいい寝起きはいつぶりだろうかとふとおもった。
モーニングビュッフェでは新鮮な野菜がずらりと並んで、
暖かいマッシュルームのスープと、トースターからこうばしいにおいが
ほんのり香る。
シェフがお好みの玉子を調理してくれて、その味はその朝のシェ
フによって微妙に変わるのがたのしい。
リゾートのプールと海とを隔てたわずかな陸地には真っ白な砂と緑の生け垣。
シーリングファンからの涼しい風がそよそよと送られてきて
アツアツのコーヒーと南国のフルーツをいただく。
これから入る海に思いを馳せながら、のんびりとした朝が流れていく。
ふー。
毎朝どーしてもたべすぎる問題に直面する・・・。
その真っ白な砂浜から突き出したプライベート桟橋にダイビングボートはお迎えに来る。
紫外線への危機感だけもっておけば後はノーストレス。
いや、脳がほんわかしてるから、忘れ物や集合時間にも気をつけよう。
ここはリゾート、緊張感のレベルは世界で最も低い場所。
滑りだす船は世界遺産の風景を快調にすり抜けていく。
日焼けを楽しみ、安眠をむさぼり、
時々その景観を汚しながら・・・。
昼~昼下がり
魚たちがごちゃごちゃーっといる海に浸かって視覚はずっと興奮し、
澄み渡るブルーの真ん中を無重力になって流れに乗ると、
体感は得も言われぬ心地よさに包まれる。
地球上の光景とは思えないバカでっかい海中洞窟の中を三次元に泳ぎ回って宇宙を感じ、
100本の節目のダイビングを迎えたアキラさんとヒロミさんに感動し、
183cm、110キロの巨漢エノモトさんと子供みたいに海中ではしゃぎ戯れる。
船のまわりを泳ぎ始めたオキゴンドウと、
船の真下を悠然と泳いでいくマンタと。
驚きと感動の昼下がりはあっという間に流れ去る。
初日の3本目には湾内の「セントカージナル」で75分のロングダイブ。
2日目の4本目には船着き場の透明度1m-3m、水深も1m-3mで
テッポウウオ・ニシキテグリ・マンジュウイシモチ・オイランハゼ
のマクロオンリーダイブも超絶かけがえのない思い出。
「わたし、3本目はお休みしておくわ」
:え、つぎマンタ狙いですよ。
「それはいくわよ」
と、軽快に翻ったシュウレイさんも超絶鮮明な思い出。
夕方~夜
ホテルの桟橋におくりとどけてもらい、ガイドのジョンソンと分かれる。
水着のままジャグジーに飛び込んで体をほぐす。
日が暮れてくる。
Tシャツと短パンになれば汗ばむこともなく、寒くなる事もなく
ビールもカクテルも美味しい時間が永遠に続く。
ホテルのビュッフェには日替わりのメニューがずらりと並んで、アラカルトにマングローブガニを注文してみたりする。
僕的には初日のローストビーフが最強。
あまりに美味しいので、Big one come on!と、シェフにおかわりを要求したら
厚さ5㎝の塊を皿に切り出してくれた・・・。
ラストナイトに繰り出した町中のレストランでは、
またジョンソンと再び顔をあわせて、海以外のことを根掘り葉掘り聞きだす。
照れるジョンソンの顔がかわいくて、もう酒がすすむすすむ。
英語ペラペラのアキラさん、レイナ、はらちゃん、もえ、ぬのちゃん、ジュンジに大体の難しい段取りと進行を任せて、
水中のサポートや、大きい荷物のポーターとして最高の5日間を過ごさせてもらった僕とカッシーの雁首2人。
「ぼくの分の出国税・・・」 と求めてきたカッシーに、
「え、もう渡したじゃんっ」 て真顔でウソをついた時、
その時のカッシーのあの顔もたぶん一生忘れないと思う。
満点の星空を見上げて一日が終わって、
いつも満たされていて、
ずっとここにいたいと思って、
でもそうなるとダメな人間になってしまうだろうなと思って・・・、
とぼとぼと帰ってきてしまったのです。
JAL直行便で行く、ちょっと贅沢なパラオ。
最後は、、、朝の目覚ましに、風呂上りに、部屋飲みのBGMに、
さだまさし作詞作曲の「北の国から」を大音量で流し続けたエノ
モトさんの写真でお別れです。
おかげさまでこのブログを書くときも、パラオの思い出にふけるときも、
あ~あーあああああ~です。
今回のツアーの首謀者のシュウレイさん、アキラさん、ヒロミさん、
そして、日程を調整していただいたえのもっさん、じゅんじ、れいな、
はらちゃん、もえ、ぬのちゃん、この場をお借りしていまいちど、
ありがとうございましたっ。
まさ