7月14日 井田 水温24度 透明度8-10m
ハタタテハゼ。
この子と伊豆で普通に出会える日が来たんだなぁ
思い返せば17年前。
オーシャントライブでライセンスを取ってから250本、伊豆で潜り続け初めてのリゾートツアーへ。
年末年始の年越しツアー。
場所は与那国島。
言わずと知れたハンマーヘッドが見れる絶海の孤島。
初めての伊豆以外の海で僕はこのハタタテハゼが見たくて参加したといっても過言ではなかった。
そして現地についてガイドのあきをさんに、ハタタテハゼが見たいんですと伝えると、
笑いながら「そこらじゅうにいるよ」と。
ほんと?と思って潜った1本目。
伊豆ダイバーには衝撃的なほどどこまでも見えると海とそこらじゅうにいるハタタテハゼ。
そして10数年が経過し、伊豆でもハタタテハゼが見れるようになってきた。
最初は夏が過ぎ、秋が深まってきたころに、台風の恩恵として見れるようになっていった。
それがいま、7月入ってそうそうに、そこらじゅうに。
そしてこのニシキフウライウオも。
自分のイントラサインのモチーフになっているのが、大好きなハタタテハゼとニシキフウライウオ。
前は秋が深まったころにたまに出る魚だったのが、
この子もこんな時期から見れて、しかも数日前には抱卵もしてたとか。
一方、アオリイカの産卵は昔から変わらない光景が。
大きなオスが、ほかのオスからメスを守りつつ産卵を見守り、
時にオス同士でケンカして墨をはいて、その隙に別のオスが漁夫の利でメスを奪って産卵へ。
ただ、そんな光景が見れているのは水深27mの産卵床。
浅場は水温が高すぎて産卵に適さないそう。
ただダイバーにとっては、暖かい海は大歓迎(笑)
ほとんどのダイバーがウェットスーツに衣替え。
それでもノンストレスな暖かい海♪
この日は3チームでそれぞれ。
エンリッチチームは、ミジンベニハゼにアオリイカにと深場の生物をじっくりことこと。
ツアーチームは、ミジンベニハゼはまさしさんが指さした先を中層から目を凝らしてみつつ、深場から浅場まで満遍なく満喫。
初心者チームは、浅場でたっぷり練習したあとは、その透明度の先にいるであろう深場のイカの産卵に思いを馳せて。
お昼はまさしさんの強いリクエストにより、有無を言わさず弥次喜多へ(笑)
そしておばちゃんが運んできてくれた、昔に比べて小盛りになったご飯を見たマサシさん。
「あれ足りるかな?おばちゃん、やっぱり大盛にして!りゅーもするっしょ!」
「え、はい!」と思わず返事をしてしまったが最後。
出てきたのは、後出し大盛りにつき、いつも以上にてんこ盛りの白米。
そしてマサシさんとシェアしたアジフライ+チキンカツ定食。
腹12分目。
ただ、齢35、まだ意外と食べれるなとちょっとうれしくなった夏の昼下がりでした。
りゅー