ドコ ココ?
シレトコ!
どうやら、ここは『知床』らしい。
2023/02/16-19 北海道・知床 気温:-15℃~ 水温:-2℃
ついに、来たのですねー。
知床流氷ツアー。
飛行機の窓から真白な世界を見下ろす。
じわじわと実感が湧いてくる。
2年前、自分の冬休みを利用して参加した流氷ツアー。
海の彼方から、日に日に近づいてくる白い大地?
それが、人生で初めて見た、流氷でした。
しかしこの年、帰る日まで接岸する事はなく。
悔しくも、これが自然。
また来るから。
そう思って、帰ったのでした。
今年はなかなか初接岸さえしない流氷に、
ドキドキしながら2月を迎えました。
それが・・・
到着時、女満別(めまんべつ)空港の外気温、-15℃
ちらついていた雪は、激しさを増し、視界を妨げる程に。
普通なら重なる悪条件にうろたえるところ。
でも・・・
この景色を私たちは楽しみにしていたのです。
マサシさんの嬉しそうな横顔がすべてを物語っています(笑)
さぁ、流氷ツアーの、はじまりはじまり。
到着日の吹雪が噓のように、快晴に。
風はなく、最高のコンディション。
そりゃあもぅ、笑顔が溢れる、こぼれる。
んー・・・
アイスフード被ってるとわからないですねぇ。笑
だいの大人がみんなでキャッキャ。
流氷に飛び乗って、寝っ転がって、たまに落ちて。
爆笑。
こんなに楽しいのに、
一つだけ残念なお知らせがあるのです。
うねりが・・・。
安全を考慮して、ダイビングは中止に。
この最高のコンディションでそんな・・・
簡単には引き下がれないですよね。
だって、顔をつければこの景色。
顔を、つければ・・・?
アイスフード被って、スノーケル咥えて、
(おまけにそのスノーケルから涎垂らして笑いながら)
流氷の隙間に頭ツッコんでた集団。
私たちだけでしたね(笑)
水面からだってこの景色。
潜ってないのにこんなに笑って、こんなに楽しいとは。
びっちりと海を覆ってしまった流氷を眺めながら、
明日の海へと思いを馳せるのでした。
迎えたダイビング2日目。
知床連山、絶景です。
うねりよ・・・。
自然ってのは、時に厳しいものです。
でも、それが自然で遊ばせてもらうってコト。
陸のコンディションはホント最高で。
スノーシューなるものをGETしてみんなで未踏の地を冒険。
だいの大人がみんなでキャッキャ。
雪玉投げ合って、雪に顔つっこんで、大の字!
あ~今日も爆笑。
雪に覆われた大地は、とても美しい。
あらゆる音が吸い込まれて、しんとしていて。
でもそれはある意味、生物にとっては過酷な環境。
そんな厳しい自然の中、逞しく生きる沢山の生命が。
オジロワシにキツネ。
オオワシにエゾシカにエゾライチョウに・・・
2年前も君を見たぞ。
存分に山を冒険しても、
やっぱり最後は海が名残惜しくって。
日が暮れるまで遊んでいたのは、うちらくらいでしょう(笑)
流氷は生き物。
その言葉の通り、
広大な海をびっしりと覆っていた流氷は、
たった二日で岸を離れ始めていました。
潜る事は出来なかったけど、
海を覆う流氷、あの光景に出会えた事に、感謝です。
でもねぇ・・・
今夜は飲みましょう(笑)
マスターの粋な計らい。
北海の珍味が並ぶテーブル囲んで。
頂きます。
飲んで。
食って。
飲んだくれて。
いやぁ楽しいですねぇ。
沁みますねぇ。
お店の日本酒ぜーんぶ開けました。
帰り道にワインとビールも仕入れました。
そしたらもっと楽しそうですねぇ。笑
暴走する姉弟、マサシさん。
ベッド奪われビールかけられ、被害者多数。
でも、ほんと笑って笑って。
翌日二日酔いの人がいなかったのは、
きっと薬の売人トキワ氏のおかげ。
どうしたって最終日。
後ろは振り返らずに前に進みましょう。
最後の最後まで、
ずっと笑って食べてはしゃいで、
めいっぱい北の食と雄大な自然を身体に感じて。
他に浮かぶ言葉もないけど。
みなさま、ありがとうございました。
そして来年のエントリーも承りました。
知床、また来るからね。
もう一回、言っとこう。
私も、また来るからね。
みか