2023/4/1-2・田子 透明度10-12m 水温16-17℃
タマとスズカ乗車のハイエースの後ろにくっついて、
この空気っ
この景色っ
伊豆縦貫道脇の青々とした孟宗竹の林!
ヤマザクラに白くなった天城の尾根!
田植え前の肥沃な田んぼ!
思わず窓を全開にして
「これこれーっ」って叫んじゃう。
「あー空気も旨っ!」
舩原峠の入り口に建てられた宝蔵院の参道に、
かの川の源流沿いに、古民家の軒先に、
満開を迎えたソメイヨシノや枝垂桜がたくさん!
峠を下ると見えてきた駿河湾に「海ですよーっ」
って叫んでしまう44歳のインストラクター。
どうもぼくです。
去年の10月以来ですよっ。
傷んだ腰を改装しましてね、
まだ単独じゃちょっとコワイし
タマとスズカが近くにいるツアーなら
気心知れたこの人たちに囲まれてなら
お花見ツアーのどさくさに紛れて
こっそりガイド稼業に復帰させていただきました♪
この人たちが見守ってくれてるなか、
こんなきれいな桜満開の馴れ親しんだ田子で、
海は凪、青空高く、この暖かさっ!
復帰のロケーションとして、
これ以上って絶っ対ないっ。
見てくださいっ!
こんなに元気になりましたっ!
撮ったのこれ↓
見てー!
こんなところにだって到達できます。
撮れたのこれ・・・↓
イクタくんとスズカに心配されながら・・・
世界の海を所狭しと走り回っていた
あの頃の僕がもどってきたのです。
自然の旬に囲まれて海に通える生活がまた始まります。
満開の桜に代わって盛られる新緑の蛍光グリーンとか、
水が張られた田んぼに写る空にはアマガエルが跳んで、
海を眺める くねくね道にアジサイが所狭しと顔を連ね、
駿河湾にそびえ立つ富士の雪が少しづつ減っていく様、
これからはそんな景色の変化が愉しめることでしょう。
そしてなにより、海のなかの生き物たちに囲まれて♪♪
はぁ~すごい・・・
田子のウミウシたちの豊富な顔ぶれよ
希少種たちのまばゆい美しさ!
ふぃ~いいなぁ~
ぼく、ちゃんとガイドとして機能してます?
いざとなったら、スズカに任せ・・・
え?どした?スズカ
えーっ?空気がないっ???
潜り始めて15分しか経ってないぞっ!?
こらーっ
ちゃんと潜る前にチェックしなさいーっ
まさかの、スズカが一番世話焼けるパターンでした。
からのこの爽やかな顔ね。
松崎町の歴史情緒あふれる街並みの、
いつも美味しいお酒とアテを用意してくれる料理屋さんで
飾らない人間模様を突き合せてるとね、
時間なんてあってないようなものね・・・。
せっちゃんがつぶやいた
「止まってほしい時間を過ごしてるわ」
「良い人生を歩んでると思わない?」
とか、なんて幸せな音色とおもったことか。
スズカがつぶやいた
「今日あたし仕事してないですー」
に関しては、邪魔はしたよな、とおもったことか。
松崎の海にそそぐ那賀川を遡り、
覆う夜桜の道を時よとまれと歩いた。
あくる朝も爽やかなダイビング日和
旬の自然と人間模様がキラっキラしてて、
まるでこれからのダイビングライフを
照らしてくれているようだった。
「どうもぼくです」 おしまい (笑)
まさ