2023/03/21-26 小笠原 透明度:18~30m 水温:19℃
水面に上がるブロー。
海面が盛り上がったかと思うと、
ゆっくりと黒い背中が海から現れる。
ザトウクジラです。
船上であがる歓声に応えるかのように、
体長12m 体重30tはある巨体が軽々と空中へ。。。
1000km、24時間
土日も関係なく、6日間周期で黙々と。
大海原をピストンし続けるおがさわら丸。
この船だけが唯一、私達を小笠原へと運んでくれる。
そう、旅の目的地は・・・
小笠原。
昨年のGWに一頭だけ見ることができたクジラ。
3月ならいっぱいいるんだけど・・・
なんて呟いたところから、本当にまたすぐ来ちゃうとは。
GWからの3月企画。
速攻諸手を挙げてくれたチューサ殿、チーさん、
ありがとうございますっ
とはいえ、24時間の船旅が初めての方も多い。
大海原は揺れないかな。
24時間もなにして過ごそう。
食料とお酒を買い込んで・・・
そんな心配も、旅の醍醐味。
蓋を開けてみれば、なーんだ。
ってのも、旅の醍醐味(笑)
海を眺めて乾杯して。
電波ないから乾杯して。
船酔い心配だから乾杯して・・・
スマホもいじれないから色んなこと話して、
散々飲んだらみんな好き勝手し始めて、
今回の旅・・・自由人の集まりってことが判明した。
まぁこれが一番の、旅の醍醐味か。
24時間ぶりの地上に降り立てば、
目の前の海に心は弾む。
急く気持ちを抑えてお迎えの車にとび乗れば、
あれ?みんな??
まさかの小笠原到着後2分で全員ロスト・・・
(私が迷子?)
これもみんなが自由人だったから・・・
(私の視野の狭さ?)
気を取り直して。
海だーーー!
でもこの青よりも何よりも、心と耳を奪われたのは、
水中に響く重低音、混ざる高音。
鳴き声・・・?
いや、これは・・・
ザトウクジラの歌声です。
出産・子育てのために、
アラスカ海域から小笠原まで毎年旅をするザトウクジラ。
1000kmなんて比じゃないですね。
そんなザトウクジラの歌声が、
水中に顔をつけるとどこからともなく流れてくる。
出会えないかな、水中で。。
なんて願いつつ上がってくると、
すぐそこで上がる水しぶき。
すぐそこなんだけど、
なかなかどうして姿は見せてくれない。
思わせぶりな奴です。笑
体長10mを越すお目当てのクジラを、
船上から飽きるほどに(飽きないけど)見て、
ひと度水中に入れば、壁を飽きるほど見る。
小笠原の海がこんなにもマクロが熱いとは。
(というか、皆の視線が壁行きがち?)
たまに夢中で遊びすぎちゃって、
ながーいながーい安全停止(?)があったりね、
みんなトキワさんが大好きで連なっちゃったりね。
そしてもちろんこの青い海にはワイドも。
一匹一匹のサイズも、群れのスケールも大きい小笠原。
そして流れの強さも桁違い・・・
チューサの軽さと、ジュンさんの重み、
オキさんの頼りがい半端ないこと学びました。
トモミさん、カメラは大切に(笑)
そんなスケール桁違いな海だからこそ、
なにが出るか、はたまた出ないか?
・・・ぬぁーーー!!
狙い続けた水中クジラ、
前日歌声の練習だってしたのに。
まさかの5分差で入ったお隣さんが・・・。
それでも最後まで諦めないで。
きっと私たちにも感動の出会いが・・・
あったーーー!!
潜降直後に姿を見せた2頭のイルカ・・・!!
ミナミハンドウイルカが私たちの周りをぐーるぐる。
動画にもバッチリ残る鳴き声まで。
いやぁ、最高です。
ありがとうございます。
海とガイドのテツヤさんに感謝感激、
もう見たいものなんてない!って言ったのに。
なんて1ダイブだったのでしょうか。
イルカにはしゃいで、
マンタに全力ロング疾走したセキドちゃん。
なんてお姿で(笑)
毎日全力で遊んで、
毎晩腹ペコでご飯屋さんに駆け込んで、
その日が終わるのが惜しくて部屋でも飲み続けて・・・
独身最後のダイビングを謳歌するチューサ
ふいにクリティカルヒット飛ばしてくるトキワさん
いきなり電池が切れるチーさん
毎晩話題が尽きないのが不思議。
いや、この自由人の集まりじゃあ、
話題も尽きるわけがない・・・か。
小笠原でのひと時はあっという間に駆け抜けて。
見たいような、見たくなかったような・・・
恒例の飛び込み、
イレギュラーなイルカのお見送り。
なにもかも出来すぎていて。
東京へ向かう24時間の船旅は、
ちょっとセンチメンタルな感じになっちゃって。
でもね、またね、きますから。
ほら、目が覚めれば、清々しい朝に。
・・・乾杯(笑)
長くて短い6日間をご一緒した皆さま、
現地で完璧なサポートをして頂いたKAIZINの皆さま、
ありがとうございました。
旅程だけじゃなくてブログまで、
長ーくなっちゃったので(汗)
読むのが面倒な方は動画でお届けします。
ヤヒさん、動画作成、
ありがとうございました!
みか