2021/06/06 お店より
先日、【スペシャルティってなんなの?】をテーマにブログを書きまして。
そのスペシャルティに関してもうちょっと掘り下げたい。
思いがむくむく・・・
ということで。
私的おすすめスペシャルティを、
ちょこちょこ更新していこうかなと試みます。
第二弾。
【アイス・ダイバー・スペシャルティ・コース】
アイス=氷
アイス・ダイビングとは、
流氷や氷の下を潜るダイビングのことです。
流氷の下って・・・
そう、日本でできるアイスダイビングといえば、
北海道は知床へ!
外気温、-10℃。
水温は、-2℃。
過酷な条件下、特殊な器材が必要となる流氷の下では、
アイス・ダイビング特有の知識が必要になります。
どんな講習をするの?
流氷の下でのダイビングは、通常のダイビングと比べて、
どんな違いがあるのでしょうか?
どんな知識をつけて、どんな実習を行うのでしょう?
たとえば・・・
- 低水温に対応できるアイスフード&アイスグローブが必要
- 頭上が閉塞された環境へのペネトレーショントレーニング
- 器材が凍ってしまう可能性と必要になるチームワーク
ちなみにオーシャントライブで開催する、
アイス・ダイバー・スペシャルティコースと言えば・・・
北海道・知床ダイビングツアー。
はい、マサシさんの熱量が凄い、あれです。
北の幸てんこもり、体重増加必須の、あれです。
白銀の世界と野生生物との出会いが、もう最高っ。
あ、いえ、メインはもちろん、流氷!
しかし、その流氷が来るかどうかは正直運次第・・・。
日本の遥か北。
ロシアのアムール川の河口付近の海で生まれる流氷。
オホーツク海を徐々に覆い、南下してきた流氷は、
毎年異なりますが、大体2月中旬頃~3月上旬頃に、北海道の海岸線に接岸します。
この僅かな期間の中で流氷の接岸を狙って開催されるのが・・・
知床流氷ダイビングツアーなのです。
ガッチリと接岸した流氷の下に潜るためには、分厚い氷に穴をあけます。
頭上を閉塞された空間は、すぐには上がれないというリスクがあります。
しかし、人にとって極限の状況下で、当たり前に生きる生物との出会いや、
氷の上から差し込む光、青のグラデーションは、
リピーターが多いことも納得の光景です。
その水中世界、陸上景観もさることながら、
一番の北海道の楽しみは・・・食かもしれませんね(笑)
過去の知床流氷ツアーの様子も気になる方は、ブログを覗いてみてくださいー。
2016/02/27-03/01 知床流氷ダイビングツアー
2018/02/22-25 知床流氷ダイビングツアー
他にも気になるスペシャルティがある方、
というかどんなことでもご質問お待ちしておりますっ
みか
では質問させていただきます!
ダイビングはしたいけど、上級者の人に混じってツアーに参加するのは緊張します。
・準備や片付けが遅いし…
・エアーの消費が早くて…
・生物について詳しくないし…
・レベルが違って話しが合わないのではないか…
・カメラ持っていないし…
・スタッフの方から「こんなことも出来ないの?」と思われているのでは…
など×2…。
「リフレッシュツアー」などではなく色々な方々と一緒に行く「伊豆日帰りツアー」へは、どのレベルくらいまで達していれば、スタッフの人や他の方々に迷惑をかけず参加することが出来るのでしょうか?
ダイビング本数でしょうか?それとも中性浮力などのスキルでしょうか?
OCEANTRIBEでもそうですか、「チームにベテランの人がいる」と思うだけで海外やリゾートでのツアーでも気が引けて参加出来ない事があります。
そんなことからダイビングじたいは好きなのですが、なかなか積極的に参加できません。
(。•́︿•̀。)
まずは、目標としなければならないライン(レベル)などございましたら、出来る限り分かりやすく、詳しく教えて頂くと嬉しいです。
ダイビング本番のこれからの季節、楽しく気兼ね無く参加したいと思っております…。
宜しくお願い致します。
(╯︵╰,)
匿名さま
ご質問頂きありがとうございます。
なるほど・・・
経験本数が多いベテランさんとご一緒する際、
スキル不足で迷惑をかけてしまうかもしれない、話が合わないかもしれない、などの理由により、緊張してしまう。という理解でよろしかったでしょうか?
まず、スキルに関してですね。
ポイントや状況により変わるため、『経験本数何本以上』といった、わかりやすい基準があるわけではなく・・・これというものをお伝えすることができず、すみません。
ただ、中性浮力を取れるようになること(深度をキープする、フィンで水底を巻き上げない…などなど)は、自分の身を守るうえでもひとつの大切な基準になると思います。
ポイントによって、そのほかにも必要なスキルがある場合は、ツアーにご参加いただく際にお伝えすることもあると思います。
次に、ベテランさんと一緒だと緊張してしまう、ということについてですね。
匿名さまは、周囲にとてもよく気を遣われていらっしゃるのだと思います。その気持ちを持てることが、まず素敵です。
ただ、そういった思いを抱えていながら言えず、せっかくダイビング自体は好きなのにツアーに参加しづらい気持ちにさせてしまったようでしたら、ごめんなさい・・・。
ベテランさんと言われる方々も、最初の頃は匿名さま同様に、緊張しながら、周囲についていけずに焦りながら、潜っていたころがあるかと思います。
今ではカメラを構えてかっこよく中性浮力を取って・・・という方も、きっとその当時の気持ちは覚えています。
なので、抱え込まずに伝えてみると、ベテランさんの経験談が出てきたり、実は最初生物に興味なかったんだよね・・・なんて話が出てくるかもしれません。
結局『詳しくわかりやすく』というご質問には、具体的なお答えができずですみません。
匿名さまが、そういった心配事を言えずに抱え込んでしまったために、ダイビングツアーに行きづらいと思っていることをおっしゃって頂けたこと、今回このような質問をして頂けたことに感謝です。