2020/9/26-27・田子 透明度15m 水温25℃
あたくし、爪のトラブルがNGと何度も申し上げております。
自然界における、及びダイビング中のトラブルに関しては、
ある一定の覚悟や知識、備えを有しており、
冷静に対処いたします。
ですが、爪はだめです。
(割れたとか、剥がれたとか・・・ぎゃーーっ)
どうしても、爪のトラブルに関しては見て見ないフリします。
怖さのあまり、なんでそんなことになっちゃったのかと、
怒り出したりもします。
でもこの日は、AOWの講習生で、しかも、
「巻き爪が痛くてフィンキックに支障が」というトラブルだったので、
一念発起して「巻き爪専門医院」開業です。
爪に負荷がかからぬよう、
自作でプロテクターを施工しています。
患者さんの歪んだ顔も痛々しいですが、
僕の顔はもっと歪んでいます。
マスクで隠れていますが、首筋が物語っています。
関係ないふくらはぎにも異常に力が入ってますね。
この子がすべてのAOWの行程を無事やり遂げた時、
ぼくも普通のアドバンス講習では得られないような、
充足感が得られました・・・。
この2日間はとても海況に恵まれました。
この”コチョウアラシ”(田子の洞窟ポイント)もご覧の通り。
水は綺麗だし、ものすごい数のハタンポが集結していて、
今年1・2を争う素晴らしいコンディション。
このポイントをチョイスしたことを誇らしく思いました。
ボートに戻り、
それぞれの感動のコメントを気持ちよく浴びていると、
3名中1名が
「狭いとこだめかもしれません。あ゛ーっ気持ち悪かったぁ」
と信じられない感想を漏らしたのです。
おそらく・・・
見えないところから、
強烈な右フックをもらってダウンする時って、
こんな感じなんでしょうね・・・。
膝から崩れ落ちました・・・。
ぼくらアドバンスチームがそれぞれの敵と対峙し、
消耗しているさなか、元気なのはしんことOWの講習生の
若いお友達同士。
海から上がってきて休憩っつってんのに、すーぐ海入るっ。(笑)
オタマも若い女の子に囲まれながらキャッキャしてさ、
僕らは遠巻きに目を細めて見守るだけ・・・。
船長さんがってほら、
細い目がさらに細く・・・・・・・、
寝てます?
でも夜になれば大人も息を吹き返します。
珍味とご馳走と、
美味しいお酒があればどんどん調子上がります。(笑)
子供と同じ年頃のみんなのいい笑顔に、
さらに、楽しさは増します。
でもね、
ほどほどにしないとね。
明日もどこにどんな敵が潜んでるかわからないからね。(笑)
相変わらず翌日も、
優しい海と、元気な若者たちに見守られながら、
巻き爪と、閉所恐怖症の戦いは、無事にアドバンス講習修了
という形で終えることができたのです。
巻き(仮名)ちゃん、ミヤコシさん、そしておれ、
本当にお疲れ様。
おめでとう。
OW修了の二人も、明るい笑顔をありがとう。
家遠いけど頑張って海おいで。
またねー。
まさ