何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
2024/8/11-12・田子‐北川
透明度8-30m 水温25‐30℃
夏
台風シーズンでもある
東伊豆は伊東市の最南端「北川」で潜りたい
リクエストを頂いたこの日
お泊りで夜の美味しいご飯も皆
楽しみにしてくれている
北川からほど近くに宿を取り
近くのおいしいご飯屋さんを予約してある
準備は万端
でもその思惑通りにいかないのが
「自然」なのよね
台風の影響を受けて
西伊豆行きを余儀なくされた僕たちは
「田子」に漂着することになる
まー青い
まーぬるい
沖縄直送の海水に満たされた田子の海は
生き物も沖縄仕様
ピグミーシーホースが一気に3個体いるというし
テーブルサンゴ活き活き
フタスジリュウキュウスズメダイ伸び伸び
メガネゴンベもサンゴ上であくびする始末
沖の浮島根
田子島
コチョウアラシ
漂着って言ってる割には
ずいぶん本腰いれて楽しむじゃなぁーい?
ええ、まぁ
そんなことでめげるような
人達じゃありませんから
この暑さの中3本潜るだけならまだしも
空き時間に女性達が始めたのが
こちら←
70歳超えてる人も交じってますけど・・・
2日目に一転っ
満願叶って「北川」の海況
田子と
全っ然違う海
西伊豆と東伊豆
駿河湾と相模湾
同じ伊豆半島なのにね・・・汗
これぞ伊豆の海!!
大中小極小ピカチューたくさん
サメジマオトメ・オトメ・ハナオトメ大量
テントウ・コトヒメ・キイロウミコチョウ
ミチヨミノ・サキシマミノ・チゴミノ
カグヤヒメ・サガミリュウグウ・テヌニシキ
ウミウシ激熱
スズメダイ・ハナダイ・ベラ系幼魚
めちゃくちゃいっぱいいるしっ
ニシキベラの産卵が
ものすごい規模で執り行われてるし
タツさんの頭に
ちっやいヒトデが落ちてきて
頭にちっちゃいヒトデを載せたまま
タツさんはウミウシの写真を撮ってたんだって
いいなぁそのシーン・・・
レナがひとりで
愉しませてもらってたみたい
みたかったなぁ
タツさんも一回やって
夜のご飯も素晴らしかった
マスターが台風や地震でキャンセルが出て
ダメージを受けているところ
大丈夫
僕らがその方たちの分まで
大量発注させてもらいますからっ
西伊豆&東伊豆
両方網羅
旨い物といいお酒
両方網羅
「自然」の脅威も恩恵も
上手に受けとめて
強者どもが
伊豆旅行
まさ
2023.4.4 富戸 透視度8‐12m 水温16℃
ボクはヤナイ。
月1でダイビングをしている20代男性さ。
本数はだいたい120本くらい。
つい最近は流氷とかも行っちゃったりした男です。
(潜れませんでしたけどね・・・。)
今日は風が強いらしく、「富戸」というところに行くらしい。
富戸はきっと初めてだ。
初めてのところはなんだかワクワクするなあ。。。
ところがたまたまご一緒することになった、
身長のたかーい女性「ヒナちゃん」が急にツッコんできた・・・。
「いや、前回一緒に行きましたよ。」
「・・・。」
どうやらそうらしいです。
ちなみにヒナちゃんのことは覚えてる・・・、うん。
もう一人いるナナミちゃんという女性・・・、
たぶん初めてな気がする・・・、たぶん。
どうやら今はヤシャハゼやらネコザメが富戸では旬らしい。
きっと両方とも初だな。
写真も見たことないし、絶対初めてだ。
楽しみだなあ。。。
「前回一緒に見ましたよ。」
「えっ・・・。」
またもや、ヒナちゃんから厳しいツッコミが。
ヒナちゃんは記憶力良いんだね、きっと。
きっと今日の事も明日になれば、
記憶のはるか彼方に・・・。
でもだいたい覚えてないけど、酒は旨いね。
毎回が初体験なんて最高じゃない。
これはこれでお得だよ。
今日も家で何飲もうかな。
プハア・・・、あれ今日なに見たんだっけ・・・?
たま
2021/9/4-5・大島 透明度12-25m 水温24-26℃
ここに来ることの一つの念願だった、
ヒオドシベラの幼魚をついに見れた。
生息域も深いし、
行動範囲広いし、
ちっちゃいしっ、
あきらめかけたその時、僕の後で
仲間のフラッシュが連続で瞬いた。
「合図を送る暇なんかない」そう語る
彼女たちの背中越しに「彼女」はいた。
ボクのホーム「伊豆」「三浦」「房総」
では未だかつて、会ったことがない。
待望の出会いは東京の島
ここ、「大島」 だった。
そしてその東京島は
静岡、神奈川、千葉、の海とは
違う一面をこれでもかと見せつける!
東京島の最も南に位置するポイント「王の浜」。
最高水温は27℃に達し、透明度は30m!!
浅い所にはサンゴの群生と、
そこら中にアオウミガメが観察できる。
南方種も多いっ!
写真のイシガキフグは僕らを
威嚇しながら去っていき、
サンゴの中からアミメサンゴガニが
こちらを睨んでた。
上:シロボシスズメダイ幼魚
下:ハナゴイ幼魚
これらも伊豆で見ることはかなり難しい。
コバルトブルーとバイオレットピンクの競演に
何度も息をのむ。
美しい。
これは見てほしい。
見るべきよ。
上:ミナミハコフグ幼魚
下:ミナミギンポ
両者ともに「ミナミ」が付く南方種。
水玉模様におちょぼ口、
かたや口元がにこりと笑ってる。
かわいい・・・。
これは見てほしい。
見るべきよ。
上:ミヤケテグリ幼魚
下:ヒメニラミベニハゼ
海底の石から石へと移動する8mmの
真っ白な生き物と、岩壁の暗所に
息をひそめて暮らす隠れ上手。
珍しい・・・
これは見てほしい。
見るべきよ。
上:お餅みたいな学生
下:その子の100本を祝う皆
この旅を100本の区切りに選んだ彼。
学生の彼はよく寝てよく食べる。
皆に愛されて、将来良い歯医者になる。
素晴らしい。
これは褒めてほしい。
祝うべき。
一泊の東京島。
海況が芳しくない中で、
5本のダイビング。
特筆すべきは、その一本ごとの濃さ。
潜水時間は常に60分・・・、
その潜水時間がすべてを物語っています。
品川から高速フェリーで105分。
東京島は、
行くべきよ。
まさ
2月28日 井田 透明度:12m 水温:16℃
今、井田の浅場は海藻が生え始めてきてそこに太陽光が入って
キラキラと水中を照らし
ソラスズメダイたちが気持ち良さそうに泳ぐ。
なんだか、水中にいるはずなのに、
森の中というか草原にいるような不思議な感覚。
なんとも心地よい。
溜めた窒素を抜きながら、浅場でのーんびり。
綺麗だなー。
キレイだなー。
なんだか癒されるなーと私はのんびりしていたのに、
それどころじゃない方が一名。
上がってから、「浅いとこきれいだね」だなんて話していると、
それどころじゃない方が、食い入るように、
「あの、後で片付けするんで、ファスナー開けてください」と。
どうやら尋常じゃなくトイレに行きたかった様子。
浅場で私が海藻に癒されている間に、彼は
「なんですなおさん上がらないんだよー」
「のんびり写真撮ってる場合じゃねーよ!」
とイラついていたらしい・・・(笑)
そんな事も知らず、のんびりと浅場を堪能していた私。
ごめんね。
彼はこれを教訓にトイレに行きたいサインも考える事にしたそうです。
トイレに行きたいサインは水中も陸上でも同じな気がしますが・・・。
なにはともあれトイレ間に合って良かったです!
すなお
2021/1/23-24・田子 透明度15-25m!! 水温16-17℃
僕の日記はいつも長くなってしまう・・・。
ほんとうは1枚の写真が載っていて、そこには
ひとつの文章でその日がシンプルに描かれていて。
ってそんな構想を思い描きながら・・・
3年くらい経っている。
そうかそれならな・・・
断捨離やーっ。
という事で始めてみたいと思います。
以下、田子「沖の浮島根」コレクション。
-30mに”ベニハナダイを探しに行った。
何種類ものハナダイが乱舞し目移りしちゃうこと。
その場所に、燦然と輝くベニハナの雄をみつけた。
雌の姿もあったが残念ながら紹介する前に、
岩の隙間に隠れてしまった。
冒頭のクダゴンベも同じ場所。
宿主のウミウチワも美しく、
接写意欲を強烈に掻き立てられ、
水深30mで許された潜水許容時間を
瞬く間に使い果たしてしまった・・・。
水深20mにまだ小さい「オルトマンワラエビ」。
樹氷のように見えるウミカラマツに隠れていた。
冬らしい光景に見えて、みんなを呼んだんだ。
水深11mに群れるキンギョハナダイのなかに、
目を凝らすと
「カシワハナダイ」が混入していることがある。
おびただしいキンギョの中からカシワを探す作業は、
まさに”ウォーリーを探せ”。
ちなみに・・・僕らの頃はウォーリーなんか無く、
元気いっぱいの大勢のひと達の中から
赤い帽子の「とこちゃん」を探して育った。
夢中でとこちゃんをさがしていた僕は、
のちにこんな、生き物たちをさがす仕事に
就くなんて、まだ知る由もない。
水深15mまで戻ってくると、
「クマドリミノウミウシ」を見つけてもらった。
全長6mmのこのウミウシは、肉眼じゃハナクソ。
ところがどっこい拡大してみると「綺麗な色」が
浮かび上がる。
はぁ。
しゃれてる・・・。
こんなハナクソなら、
ソファーにくっつけても怒られない。
同じく、「ユビウミウシ」。
体長は1㎝。
お洒落を競うように、
触覚の形が他の追随を許さない。
体表の模様は水底に映る波紋の様だ・・・。
はぁ。
うつくしい。
以下、
田子の「白崎」コレクション。
水深20mの奥まった岩の陰に、
「スジアラ」の幼魚がいた。
こげ茶色に鮮やかな水色のドット。
20cmの体は成長すると倍近くになるが、
色の鮮やかさは今が旬。
伊豆では、田子と土肥以外では見た記憶がない。
同じくハタ科の「オオモンハタ」。
こちらは、オレンジのドット柄。
先に紹介した、
ベニハナダイやカシワハナダイもハタ科。
ハタ科の美しさ、色のレパートリーには
まいど「ほぇー」ってなる。
水深6mに広がるエダサンゴの群生。
そこに流れ就いた「アカハラヤッコ」は
本来沖縄地方の生き物。
深場でじっくり遊んだあと、
南方種が身を寄せるこのサンゴエリアで
体内にたまった窒素を抜きながら、
船に上る直前まで楽しませてくれた。
同ポイントの同水深だが、
アカハラヤッコから直線にして20m位離れた
ところで発見された「セリスイロウミウシ」。
「ヒュプセロドーリスクラカトア」という
舌3回噛まなきゃ言えないような英名で
呼ばれていたが、
そこからクラカトアウミウシとなり、
でもやっぱクラカトアウミウシとは別種、
という事になり・・・
「セリスイロウミウシ」という新称が付いた。
らしい。
僕としては、
「ひゅぷせろどーりすばーちぃ」の方が
皆の反応が面白いので好ましい・・・。
せっかくおぼえたし。舌の犠牲いとわないし。
おなじく同ポイント同水深で見つけた「ノアルダガイ」。
こんなウミウシ見たことないっ。
僕も初めての出逢い。
7mmくらいの小さなウミウシだけど、
純白が眩(まぶ)い。
僕の今までの5000本ほどのキャリアで
初見山という事は、おそらくけっこうな
希少種ではあるまいか。
真っ白なのにキレイ。
フォルムが◎。
吾輩はエビ好きである。
何を隠そう。
大抵のウミシダには、エビが共生している。
ウミシダには至極不愉快であろうが、
毎度身体検査をさせてもらう。
と、
!っ。 ???
これは・・・、いつもと違うオーラ。
調べてみると「トゲナシカクレエビ」
ではなかろうか。
だとするとまた一つ、エビがひろがった。
渋い。
ここから以下、
田子の「弁天島」コレクション。
「フタイロサンゴハゼ」。
ハードコーラルに住む南国種。
このサンゴの伊豆進出と共に西伊豆では
ごく普通にみられるようになっている。
頬のブルーのラインが綺麗なんだけどね、
すぐにサンゴの奥の方に隠れる習性で、
こんなふうに写真に収めるのは
相当ムツカシイ。
「フタスジリュウキュウスズメダイ」
完全に沖縄の魚っ。
奥のヤリカタギと共に、
ここがどこだかわかんなくなる系。
にしてもこんな動きの速いのを、
よくこんなにドンピシャで撮るよね!
以下、
田子の「コチョウアラシ」コレクション。
ウミウシ探しで洞窟ポイントに入ると、
まずはクリアクリーナーシュリンプや、
この「ミナミハコフグ」が出迎えてくれた。
当のウミウシも、アカスジミノウミウシ
サクラミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、
普通種もちらほらいたが割愛。
ミナミハコフグの半分は愛嬌でできている。
洞窟内にはたくさんのエビ・カニも生息。
中でもこの「ヤイトサラサエビ」が目立つ。
普通種のサラサエビとの見分けるには、
腰の頂点にある黒い斑紋が一番手っ取り早い。
そして・・・
締めは・・・
「ぎゃーっ!!」
なにこれーっ、きもちわるい、こわい、
おぞましーっ!!
でも見ちゃうー。
つんつんしちゃうーっ。
ぎゃーっ。
全長20㎝!
太さ2㎝・・・。
無駄に玉虫色に光ってる。マジ逆効果。
今日も尚、この生物については謎のまま。
ものすごい世紀の大発見だったらどうしよう。
第一発見者として自分の名前つけなきゃ
ならなかったらどうしよう・・・。
これにて、
僕の日記終わります。
シンプルにまとまりませんでしたが・・・。
以下、言い訳コレクション。
① 2日間で7本!!も潜った
② 素晴らしい写真が多すぎる
③ 出会った生物たちの多いこと
④ 出会った生物にすべて思い入れが出来てしまう
⑤ 田子の楽しさの多様性(ダイブポイントの多さ)
⑥ 希少種で綺麗な生物はやっぱり自慢したい
などなど・・・。
そしてなにより、めでたい日。
初日の1本目で900本。
そして、2日目の最後にはすでに906本
900本の記念も、
2日で7本の記録も、
たくさんのいきものに囲まれて。
サプライズケーキも頂いて。
おめでとうっ。
そんなわけで、
ミニマリストへの道のりは怖ろしく遠い・・・。
まさ
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。