何かと忙しい都会生活!
それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。
マサシ:
筋肉の貯金はできる
ミカ:
トイレ近い
マイ:
一番エライちび
スズカ:
すぐ寝る。
ユキヤ:
祖父農家 米安定供給
マサ:
脳が硬式野球
令和元年7月2日(火) 田子 透視度8m 水温21℃

激しい濃霧に苛まれ、富士山が、見えない。
富士山好きのフルキさんは、珍しく見れないため、
良く分からない景色を撮り始めた。
変な人ですね。

2月に骨折し、辛いリハビリを乗り越えること約半年。
ようやくミサコさんが戻ってきた。
お帰りなさい。
今日は、ミサコさんの復帰戦。
ゆっくり行きましょう。

『久々にフロートをあげたい』
そう申し出たフルキさん、
編み方をもう一度勉強し、あげる準備をする。
成功するのだろうか。


骨折の影響を全く感じさせない。
器材を担いですたすた歩き、
水中では、すいすい泳ぐ。
この日の白崎は、透明度こそいまいちだが、
生物は豊富。
フジナミイロウミウシ、ウミスズメの幼魚
フジイロウミウシ、クチナシイロウミウシ、ゼフィラウミウシ、
フルキさんしか見ていないウデフリツノザヤウミウシなどなど。
久々のウミウシ探しに力を発揮するミサコさん。



今まで見たことのないウミウシがわんさか。
さすが700本ダイバー、目が違いますね。
そろそろフロートのお時間。
まずは僕が手本として見せる。
無事成功。
続いて、フルキさんがあげる。
・・・・・・あれ?
様子がおかしい。
何してるの?

紐がどんどん絡み始めている。
一つ一つ解いていき、なんとか成功。
久々のわりには、良い方かも。
人の失敗を見ているのは、面白いですね。
自分が失敗しているときは、
焦りでしょうがないけど。

ミサコさん、復帰戦無事完走おめでとうございます。
半年間潜ってない分、残りの半年で取り返しましょう。
フルキさん、ちゃんとフロートあげてください。
ゆきや
令和元年6月29日~30日(土・日) 田子 透視度8~12m 水温23.4℃

経験本数70本弱。
今までいろんなポイントを潜り、
深い所も行ったことのあるアオヤマ家。
ちゃんとした講習を受けていた方が良いと思った、タケオさん。
その考えは間違いなく正しいですね。

まるで本当の訓練ような姿の2人。
さすがそういう所で働いているだけある。
水中でのチームワーク◎。
ただ、ドライスーツは初めて。
経験本数は4本。
果たして上手くいくのだろうか。

今までにほとんど体験したことがない感覚、ドライスーツ。
慣れない感覚に悪戦苦闘しながらも、
少しずつ。少しずつ上達していく。
まだまだ水中に慣れてないチカラさん、マサタカさん。
水中での動きが激しく、毎回エア切れ間近。
本人もそれを気づいていて、
どうやったらエア持ちが良くなるか考えながら取り組む。
その考えながらやるのが大事。
そういう人ほど、上達していくもんだよ。
気長にやりましょう。

皆が待ち望んでいた、ナイトダイビング。
真っ暗な世界に恐る恐る入っていく。
日中とはまるで違う景色に目を丸くしながら進んでいくと、
そこには巨大なヒラメ、ヤドカリ、スナダコ、タツノイトコが。
普段見ることの出来ない生物に感動しながら、船へ戻ると、
『楽しかったぁ・・・・・・、
ですけどカメラを犠牲にしました。』
とマサタカさんが告げてくる。
『なにー!!!』っと思い、
話半ばに急いでダイブ。
すると、ボートの真下で無事救出。
『この代償は凄く大きいですよ。』
そして夜を向かえた。

普段とは違う疲労のせいか、すぐ爆睡。
『チカラさん弱いなー』、なんて思っていると、
僕も1時間には夢の中へ。
気づいたら布団がかけてありました。
マサタカさん、ありがとう。

アオヤマ家は、地上では協力的な家族なのだが、
水中では非協力な一面が垣間見える。
ナビゲーションの時、
コンパスと自分の間隔を頼りに四角形を作って
元の位置に戻ってくる練習がある。
『3人で協力してね。』
っと伝えスタートすると、
各々が別々のペースで泳ぎ始めた。
四角形の形も違ければ、泳ぐスピードも違う。
まさに自由。
水中でも地上と同じく協力しあってくださいね。
本数は違うけれど、AOW認定日は一緒。
気持ちを切り替えて、楽しみましょう。
改めておめでとうございます。
ゆきや
令和元年6月28日(金) 安良里 透視度8m 水温22.3℃
それは突然現れた。
低気圧の影響で徐々に荒れ始めた海の水底を
何かいないか、何かいないかと探していると、
僕の5m程離れたところに、
デカい何かが現れた。

ハンマーヘッドシャークだ。
人生初のハンマーヘッドシャーク。
大興奮のぼく。
『ハンマー!!』
恐怖心なんて欠片もない。
急いで、後ろにいるイックン、チーさん、ショウちゃんに伝え、
追いかけ始める。
全速力でフィンキックをし、
ハンマーだけを見つめてひたすら追走する。
『おっ!追いつきそう。あっ、そういえば皆は?』
ハッと気づき、後ろを振り返ると、3人は遠くに。
こういう時は、迷わず追いかけましょう。

この日は、『ハンマー見たいツアー』・・・・・・ではない。
『アオリイカが見たいツアー』だ。
運良くハンマーが見れても、
アオリイカが見れなければ、意味がない。
昼にかけて、徐々に徐々に荒れていく安良里。
1本目入った当初は、
問題なく潜れたにもかかわらず、
2本目の水面、水中は、だんだん過酷な海に。
この荒れてる海で初マイ器材を使うのはイックン。
穏やかな海で使うより、
より一層自分の器材の快適さ感じられるのかも。

小っちゃい生物はいるのにアオリイカはいない。
ハンマーはいるのにアオリイカはいない。
前日までは30匹はいたとの情報。
今日いないはずがない。
ようやく見つけたアオリイカ3匹。


やっとの思いで見つけたけど、
何故か感動が薄い。
やはり、あいつのせいだ。
ハンマーだ。
そりゃあ、そうなるわなぁ。
ただ、リクエストをしたショウちゃんだけは、
ハンマーを見ていない。
今回はアオリイカで満足して。
ショウちゃんには、より強烈な海で見よう。
感動はその時までのお楽しみに。

この写真、心なしかショウちゃんの歓びが薄いような。
ゆきや
令和元年6月24日(月) 田子 透視度8m 水温21.6℃
『北川でカメが見たい。』
そう悩みを告げるのは、ハルカさん。
毎度毎度、『カメを見たいリクエスト』で予約するも、
1度も見れず。
そして、今回も見れず。
北川に行くことさえ叶わず。
ごめんなさい。
今年中に見れるように、願いましょう。

生憎の北東風により、北川は早々に断念。
代わりに向かったのは、ササモトさん希望の田子。
カメはいなくとも、
沖の浮島根で僕たちを待ち構えていたのは、
大量のキンギョハナダイ。
四方八方を囲まれながら泳ぐ沖の浮島根は
時間が過ぎるのを忘れさせてくれる。
ただ、たまー現実に引き戻していくのは、
強烈な流れ。
岩壁にしがみつかないとどこかに飛ばされてしまうような流れが
時折僕たちを襲ってくる。
そのせいなのか、
しっかり空気を使わせていただきました。

この日は、ある珍事件が。
2本目みんなで向かったのは、季節限定ポイント田子島。
今年はまだオープンしただけあって、
生物はまだまだ未知数。
カイカムリ、カエルアンコウやウミウシ。
各々が真剣に探す。
すると、次第に窒素が体に蓄積されていく。
しょうがないから、
ゆっくりゆっくり浅くしていき、さらに探す。
でも全然いない。悲しい。
敗北感を感じながら、
安全停止ラインの5mへゆっくり向かっていく。
田子島はフロートをあげなければならない。
もちろん、あげるのは僕、たまて。
気合を込めて、空気を送り込む。

『あれ?』
紐が絡まった。あがらない。
仕方がないので、一つ一つ紐をほどいていく。
刻々と時間が過ぎる。
1分。2分。3分。4分。5分。
安全停止の時間は、とっくに過ぎ、
再度無理やり打ち上げる。
すると、また絡まる。
もういいや、と思い全員に浮上のサインを出す。
上がってきた瞬間、皆爆笑。
ちゃんと練習しますね。
この日は、頼りないインストラクターについてきてくれて、
ありがとうございました。
皆浮力が上手でしたよ。
~後日談~
ササモトさん、
僕は約10日後神子元で無事フロート成功しましたよ。
ゆきや
令和元年6月22~23日(土・日) 大瀬崎 透視度5~7m 水温20.8℃

皆、MSDを目指すために、
必ず通らなければならない道、レスキューダイバーコース。
自分のことは、ほぼ全てのことは出来る。
このコースでは、相手のトラブルも対処しなくてはならない。
ここからは、レベルがグッと上がってくる。
疲れは、通常の2倍。
顔の日焼けは、通常の4倍。
ビールの旨さ、通常の8倍。いや、それ以上。
では、参りましょう。


『フィン落としましたー。』
何もまだ始まっていないのに、
さっそくウサミちゃんがやらかす。
さすがです。
探しに行くと、フィンが落ちていたのは、岸のすぐ手前。
足が着くところ。
ウサミちゃんとは、こういう人。

普段とは違い、水面を必死に人を引っ張りながら泳ぐ。
すると、次第にイチャイチャしだす、ユウキさんとトシさん。
どれだけ仲良しなんですか。




人を担いだり、ひっぱったり、
普段は使わない筋肉を使い、クタクタになる。
ドライスーツの中は、激しい汗。
5人が暑さと闘いながら、励んでいる中、
1人、快適な人が。
ヨシハルさんだ。

初めて使う、
自分のウェットスーツに心地良さを感じながら、過ごす。

クタクタに疲れた後は、皆さんお待ちかね『いおり』のご飯。
ペコペコに空かせたお腹に、極上のご飯が染みる。
『パクパク、パクパク。』
どんどんご飯が進んでいく。
女性陣、マナミさん、ウサミちゃんも次々とたいらげる。
そんな中、一人様子が変な人が。

お昼に食べたカツカレー大盛が、まだ胃の中にあるそう。
手を進めようとするも、止まる。
『食べたいのに・・・、辛い。』
そっとキッチンペーパーに包み始める。
『後で食べます。』
オヤジに見つからないように、持っていき、
ゆっくり味わっていました。
しかし、翌日の朝食時に、
『兄ちゃん、パエリア残していたな。』
オヤジにしっかりバレてました。

前日の筋肉痛を抱えながら、皆無事終了。
それぞれ上手くいかなかったことを、復習する。
意識ない人を浮上させる方法、担ぐ方法。
ヨシハルさん、僕は絶対忘れないですよ。
言葉では、言い表すことが出来ないです、あれは。
とりあえず、みんなお疲れさまでした。
そしておめでとうございます。
MSDまでもうひと踏ん張りです。
ユウキさん、トシさん、宿題とテストをやってください。

疲れ切っている後ろ姿、僕は忘れないですよ。
ゆきや
何かと忙しい都会生活!それでもダイビングを通じて海を身近に生活してるスタッフ達の不定期日記。